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エコを代表する商品 紙製の袋|紙袋の“全て”を教えます!!

近年では、地球へ悪影響を与える地球温暖化の対策や海洋プラスチックごみ問題の解決の為に、プラスチック資源循環促進法を通して世界中で「脱プラスチック」の取り組みが行われています。

更にそれに伴い消費者のエコ意識が高まると同時に、ここ数年では「紙袋」の需要はますます高まっています。

このコンテンツでは、エコが重視される時代、注目が集まっている紙袋に関して特集をしたいと思います。

プラスチックが地球に悪影響を与える理由やプラスチック資源循環促進法について詳しく知りたい方は下記のコンテンツをご覧ください!

決定版!|プラスチック資源循環促進法を徹底解説!

地球の為の本当のエコとは何か – プラスチック資源循環促進法

紙かプラスチックどちらにしますか?|Paper or Plastic?

突然ですが皆さんは「Paper or Plastic?」という言葉をお聞きになったことはありますか?

この言葉は、アメリカのスーパーのレジ定員が毎回当たり前にお客さんに尋ねる言葉です。

これは「紙かプラスチックどちらにしますか?」という意味があります。

そうです。レジ袋を選ぶ際、最初から紙袋が選択肢に入っているということなのです。

これには、世界中にプラスチックが普及する前からアメリカでは紙袋が重宝されていた為、昔からの紙袋の習慣が未だに残っていることが関係しています。

現在は日本においてもレジ袋削減に伴い紙袋が普及していますが、デザインの応用性の高さや汎用性の高さゆえに様々な場面で愛用されています。

ですがこのように紙袋が日本で普及されるまで、紙袋にはどんな歴史があったのでしょうか?

またどんな役割を果たしてきたのでしょうか?

一口に「紙袋」と言っても、その大きさ、デザインや形、素材は、実に様々です。

では紙袋にはどんな種類があるのでしょうか?

今回は、紙袋の歴史や紙袋の種類など、エコを代表する紙袋の“全て”をお伝えします!

紙

紙袋の歴史について

紙袋の発祥の地はアメリカとされています。

また現在幅広く使われているマチ、底面がある形状の紙袋を作り出したのもアメリカ人だといわれています。

今は様々なサイズのある紙袋ですが、紙袋が大量生産されるようになったのは1850年代でした。

しかしその当時大量生産されていた紙袋の形状は封筒のようなスタイルの紙袋だったといわれています。

このように当初生産されていたのは封筒スタイルの紙袋だけだったので、その中に入れられるものが限られてしまい、使われる業種・職種も限られていたのです。

しかしその紙袋に転機が訪れました。その後、1870年代に入ってから平底の紙袋を作ることの出来る機械が開発されたのです。

そのため平袋の次に平底紙袋が普及し、側面にプリーツ(マチ)が加えられるなどの改良によって、紙袋への荷物の出し入れがスムーズになったのです。

このようにマチや底面がある紙袋は、以前の紙袋の形状に比べて使いやすくなったのですが、すぐには広まりませんでした。

それは当時の紙袋は取っ手がないものだったため、荷物を入れて運ぶのには不便だったというのが一つの要因として挙げられています。

しかしその紙袋が急速に広まったのは1930年代だといわれています。

それは紙袋に紐が付いた手提げ袋が登場したのも一つの急速に広まった要因ともいわれています。

このように取っ手付き紙袋の大量生産が可能になると、小売業はマーケティングやブランディングなどさまざまな目的で紙袋を使用するようになったのです。

そして紙袋もさまざまな業種などで広く使われるようになったのです。

日本における紙袋の歴史

日本における紙袋の歴史は、ショッピングバッグが普及するよりずっと前の1920年代にさかのぼります。

1923年にアメリカ・ベーツ社が作成した紙袋を見本に、日本の商社が紙袋を試作したものから始まったといわれています。

その商社はアメリカから紙袋を持ち込み、紙袋の試作を重ねて国産化に成功したことで、日本にも紙袋を使用する文化が広まっていったのです。

では、その日本最初の紙袋とはどのような形状だったと思われますか?

それは限られた職種用、つまりセメントや石灰窒素をなどを入れるために丈夫なクラフト紙袋形状の紙袋だったのです。

そうした紙袋は同じ形状で現在も米や肥料など思いものを入れるために数多く使用されています。

なぜ最初の紙袋がセメントや石灰窒素などを入れる用途だったのでしょうか。

その普及には日本の社会背景がありました。

1923年の関東大震災後の復興ゆえにビル、道路などの建造物が多く建てられるようになり、さらに日本の経済も成長していくがゆえ、

当時はそれゆえセメントの需要が高く、そのセメントを入れる紙袋が数多く必要とされていたのです。

そのため日本最初の紙袋は、今のように贈答用や持ち帰り用などの手提げがついている紙袋ではなかったのです。

しかしそのような贈答用や持ち帰り用など、ショッピングバッグとしての紙袋は、ポリ袋が普及する1970年代より前にも、スーパーで使用されていたそうです。

海外の紙袋事情|現代版

紙袋

左の写真のように映画や雑誌でよく見る外国の風景は、買い物で手提げのついていない紙袋を持っているイメージがありますよね。

日本人のわたしたちからみると紙袋を抱えている姿は、物珍しくもあり、なんかかっこよさも感じますよね。

なぜ外国の方では紙袋が多く使われているにも関わらず、日本ほど手提げ袋が使われていないのでしょうか。

その理由として外国と日本の包装文化の違いがあります。

たとえば海外では調味料など食品全般が、日本に比べて大きいサイズの容器が多く、お酒もビンでの販売が多くあります。

よく映画などで牛乳などもビンに入っているのを見ますよね。

ですから海外では一度の買い物の重量が非常に多く、重たくなります。

ですからプラスチックの樹脂の袋では持ち手が伸びてしまうという不安が生じるようです。

特に海外はビンなどの使用が多いため、底のしっかりした紙袋のほうが安定し、さらにそれを補填するために手で抱えるため、手提げがないタイプの紙袋が多く使用されているのです。

さらに手提げがない方が価格も安くなりますよね。

その分商品価格を下げることもできますので、効率的です。

それら合理的な考え方も海外と日本の紙袋事情の差に生じているのかもしれませんね。

脱プラスチックの影響で紙袋を使用する企業が急上昇?!

冒頭でもお伝えしたように、世界中で行われている「脱プラスチック」の取り組みの影響を受け、2020年7月から日本においてもレジ袋の有料化が義務付けられるようになりました。

そのため「環境に優しい企業」といった自社イメージ向上の目的で、ポリ袋から紙袋への転換を図る企業が増えています。

ですがここで「紙ならば本当にエコと言えるのか?」という意見も生まれてきます。

何故ならば、紙袋の製造には大量の化石燃料の使用が必要だからです。

実際、煙突から煙が出ている製紙工場の風景を見たことのある人も多いのではないでしょうか?

これは紙の原料となるチップを高温・高圧で処理したり、原料パルプをプレスして乾燥したりする工程で、化石燃料を大量に消費するためです。

つまり紙を製造するまでの過程で大量の化石燃料を消費し、CO2を大量に排出しているのです。

さらに紙の元となる原料は多くの場合木材です。その木材はCO2を吸収し、酸素をだすことで知られています。

その木材を何らかの形、方法で伐採し、紙を製造します。

この観点からも紙=エコなのか?!と疑問に持つ人もいます。

このような点から考えると、紙袋はエコではないのではと疑問を抱くかもしれません。

これらの事実を踏まえ日本の製紙業界は、1980年代初頭から紙の製造過程における化石燃料の使用量削減に取り組んできました。

2018年の調査によると、製紙業界全体では約半分が紙の製造過程において使用する燃料を非化石燃料に転換しています。

しかも、日本の製紙メーカー大手は、森林保全にも積極的に取り組んでいます。

そのため日本は諸外国に比較して、「日本の紙はエコ」だと言えるのです!

ですから木材使用の観点を抜いて考えるとこの日本では紙製品はエコの代表製品とも言うことが出来るでしょう。

「エコを表明するマーク」|その他のマーク

紙袋には、「日本の紙はエコ」だと言える、つまり「エコを表明するマーク」が付いている場合が多くあります。

今回はまず、知っておくべきマークの1つと、そのマークを取得するのに必要な認証をご説明します。

FSCマーク
出典:出典:FSC JAPAN

知っておくべきであり、主流であるマークの1つは、FSCマークです。

これはForest Stewardship Council(森林管理協議会)の略称で、

環境保全の点から見て適切であり社会的な利益に適い、

経済も継続可能な責任ある管理をされた森林や、林産物の責任ある調達に対して与えられるマークです。

FSCマークは、適切に管理された森林の生産品であることを証明するマークなので、高い信頼性の証であり、世界中で通用します。

そのため、FSCマークが付いた紙、つまりFSC認証紙を自社製品に取り入れる企業が増えています。

ここで1つ注意が必要なのは、FSC認証紙と再生紙の違いです。

環境保全に貢献するという点では両者も似たようなイメージですが、

大きな違いは、FSC認証紙の原料が「木」であることに対して、再生紙の原料は「古紙」であることです。

CoC認証
出典:アルプス株式会社

FSCマークを取得するために必要なのが、CoC認証です。

これは、chain of custody(管理の連鎖)の略称で、

認証林から生産された木材や紙などが消費者の手に届くまでの、加工から流通過程の連鎖のことを意味しています。

過程を全て把握できると認められた組織だけがCoC認証を受けて、

FSC認証製品(FSCマークが付いた製品)を宣伝、そして販売することが出来るのです。

CoC認証を受けたFSCマークは、非認証林から生産された製品と認証林から生産された製品を区別するために製品に付けられています。

他にも紙袋(紙製品)には、様々なマークが付いている場合があります。

それぞれのマークの意味を簡潔にまとめた下記の表をご覧ください!

紙マーク 飲料や酒類用の紙パックで、アルミ不使用のもの及び段ボール製容器包装を除いたものを識別する為のマーク
エコマーク 「生産」から「廃棄」に渡るライフサイクル全体を通して環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品だけに付けられる環境ラベルのマーク
間伐材マーク 国産の間伐材を10%以上配合していることを示すマーク
再生紙使用(Rマーク) 紙パルプを使用していることを示すマーク
Rの後ろに入る数字が、古紙パルプ配合のパーセンテージを表している

紙袋についているマークあれこれ

詳細を知りたい方は下記文言をクリックしてください。

コンテンツは随時公開中です。

製作中のコンテンツがある場合はリンク設定がされていない場合があります。

あらかじめご了承ください。

  • 紙マーク
  • エコマーク
  • 間伐材マーク
  • 再生紙使用(Rマーク)

紙袋の種類について

さて、ここまでで、紙袋が普及されるまでの歴史や、紙袋がエコだと言える理由、またそれを表明するマーク等を知ることが出来ました。

最後に紙袋の種類を、紙の種類と紙袋の形状の種類に分けて、ご説明します。

紙袋は紙袋でも沢山の種類がありますので、用途や好みに合わせてご自分やご自分の企業にピッタリな紙袋を活用することが出来ます。

紙袋に使われる紙の種類

紙の種類によって、実用性やデザイン性も異なってきますが、それぞれ異なる良さがあります。

紙袋に使用される主な紙の種類と、それぞれの特徴について書かれた下の図をご覧ください!

未晒 (クラフト) ・「みざらし」という名の通り、薬品で漂白していないクラフト紙
・ナチュラルな風合い
晒(クラフト) ・未晒しとは逆に、薬品で漂白したクラフト紙
・漂白することでやや強度が落ちますが上質紙よりは強度がある
・シンプル
晒片艶(クラフト) ・漂白したパルプを使用し、片面だけプレスして艶を出すことによって印刷しやすくなっているクラフト紙
・豊富なデザインを楽しめる
カラークラフト ・紙そのものに色付けされたクラフト紙
・豊富な色を楽しめる

紙の種類あれこれ

詳細を知りたい方は下記文言をクリックしてください。

コンテンツは随時公開中です。

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あらかじめご了承ください。

  • 未晒 (クラフト)
  • 晒(クラフト)
  • 晒片艶(クラフト)
  • カラークラフト

紙袋の形状の種類

紙袋の本体、また取っ手の形状は様々なので、それぞれの特徴を踏まえて用途に合わせたものを選ぶことができます。

紙袋本体の形状取っ手の形状、それぞれの特徴について書かれた下の図をご覧ください!

手提げ袋 ・取っ手がついている為持ち運びが便利
〈平紐の取っ手〉・・・丸紐に比べて太い場合が多く存在感があるため、シンプルでありながら趣のある雰囲気
〈丸紐の取っ手〉・・・角が無く手に負担が掛かりにくく、平紐に比べて可愛らしい雰囲気
〈丸抜きハンドル〉・・・袋本体からはみ出る取っ手は無いため邪魔にはならないが、袋いっぱい中身を入れてしまうとハンドルに手を入れられない。
角底袋 ・側面にプリーツが入っていて紙袋が自立するように出来ている
・マチがあるので小さなものから大きな箱型のものまで入れられる
平袋 ・封筒型で、書類やお手紙、小物等を入れるのに便利な封筒型の紙袋

紙袋の種類あれこれ

詳細を知りたい方は下記文言をクリックしてください。

コンテンツは随時公開中です。

製作中のコンテンツがある場合はリンク設定がされていない場合があります。

あらかじめご了承ください。

紙袋の別注品に関して

紙袋

紙袋のオリジナルオーダー(別注)品はさまざまな形状・数量(ロット)で作れます。

既成サイズの紙袋で大ロットや小ロットでも製造ができますし、紙袋のサイズなどフルオーダーでも製造することが可能です。

しかし注意しなければならないことがあります。

それはロットや種類によっては海外でつくることになり、場合によっては1-3か月くらいかかる場合があるということです。

それらを踏まえなんなりとお問い合わせください。

雑紙とは

雑紙とは、雑紙や新聞・段ボール、チラシ、紙箱、さまざま紙の書類やプリント、トイレットペーパーの芯などのリサイクルできる紙のことを雑紙といいます。

これら雑紙は回収し、分別して捨てることで、ゴミではなく、大切な資源に生まれ変わります。つまりこれら雑紙をリサイクルするのです。

そのためには雑紙袋が必要となります。

もしかしたら以前、新聞を取っていた際、新聞社さんからこの雑紙袋を貰った記憶がある方はいらっしゃるのではないでしょうか。

これら雑紙回収袋もオリジナルオーダー(別注)品、フルオーダーで製造することもできます。

ご要望の方はお申し付けください。

エコに貢献できますね。

エコを代表する紙袋|紙袋の“全て”をお伝えします!!のまとめ

今回は、地球へ悪影響を与える地球温暖化の対策や海洋プラスチックごみ問題の解決の為に、世界中で行われている「脱プラスチック」の取り組みの影響を受け、

近年ますます需要が高まっている紙袋の全てをお伝えしました!

小売店が積極的に紙袋を導入するなら、環境に優しい企業としてイメージ向上を図ることができるでしょう。

そして紙袋は荷物を入れるためだけのものではありません。

お店のロゴを印刷したオリジナルの紙袋であれば、街でもSNSでも、無料の宣伝媒体ともなってくれます。

デリシャスフードパッケージでは、素材、色など豊富な品揃えの中から、お客様のご希望に合った紙袋をご提案させていただきます。

ご興味のある方はぜひ、弊社までお問い合わせください!

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