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環境に優しい木製容器「ファルカタランチボックス」:本当にエコな容器をご存じですか?

環境に優しい木製容器「ファルカタランチボックス」:本当にエコな容器をご存じですか?

今は環境配慮型容器が流行中?!

2022年4月に本格的に開始する予定の「プラスチック資源循環促進法」が発表されてから、世の中のエコ意識はますます高まっています。
実例の1つとして2020年7月から始まったレジ袋の有料化があります。
このことがきっかけで、マイバックを購入された方も多いのではないでしょうか。

「プラスチック資源循環促進法」に関する詳しい情報はぜひこちらをご覧ください。
決定版!|プラスチック資源循環促進法を徹底解説!
地球の為の本当のエコとは何か – プラスチック資源循環促進法
削減対象のプラスチック12品目|プラスチック資源循環法
有料化?!| 特定プラスチック使用製品12品目の情報を公開!

エコ意識の高まりにより様々な活動が行われている中、「環境配慮型容器」つまり環境に優しいエコな容器が注目されています。

環境に優しいエコな容器の例として、さとうきびを原料としたバガスやモールドパック、クラフトで作られたランチボックスなどがあります。それらはすべて、地球温暖化の主な原因と言われている二酸化炭素を排出せず、再生可能な生物由来の資源を原料にしているためエコな容器とされています。
再生可能な生物由来の資源が原料のプラスチックの「バイオプラスチック」については、エコなプラスチック|バイオマスプラスチックとは?をご覧ください。

今回はその環境配慮型容器の1つである木製容器、「ファルカタランチボックス」についてご紹介します。

木製容器の魅力は何ですか?

木 自然

私たちに人間は昔から自然に囲まれた暮らしをしてきたので、木を見たり触れたりするとほっこりとした気持ちを感じる人が多いと言われています。
ストレス解消法の1つとして自然のある場所に行く「森林浴」というものがありますが、実は直接行かなくとも手や足で木に触れるだけでもそれと同じような効果があるということがある実験の結果によって明らかにされました。
また木製容器は、木ならではのぬくもりを感じられることや、色では表現できないデザイン性も魅力的です。特に今の私たちの生活は無機質なものに囲まれているので、そんな中でも自然の温もりを身近に感じられる木の器やカトラリーが人気なのかもしれません。
木製食器の魅力についての詳しい情報はお洒落さだけでなく癒し効果も?!| 木製食器の魅力をご覧ください。

木製容器の原料は木、つまり自然のものなので、制作過程や焼却過程でも二酸化炭素を排出しません。
それは地球温暖化の対策として環境に優しい容器といえます。しかし、木製容器を作るには木を伐採しなければなりません。そう考えると木製容器は本当にエコなのだろうか?という疑問が残りますよね。

まずは、今回紹介するエコな木製容器、「ファルカタランチボックス」の「ファルカタ」について説明します。

「ファルカタ」とは何ですか?

木材 ファルカタ
ファルカタ材

ファルカタとはマメ科の植物(広葉樹)を意味していて、バタイやモルッカンソウ、センゴンラウトとも呼ばれています。
主に東南アジアのインドネシアなどで生育されていて、世界に出回っているのは植林されたものなので誰でも簡単に購入することが出来ます。

ファルカタ材は木目があまり強くなく、桐に似て白っぽく明るい色をしています。
そのため桐の代用品として、タンスや机などの引き出し、果物の贈答用の箱などに使用されています。

ファルカタ材の最大の特徴は軽くて柔らかいことです。それは木材加工をするにあたってメリットとなるので最近ではDIY用の木材として人気です。

「ファルカタ」がエコな資源と言える理由は何ですか?

ファルカタがエコな資源と言える理由は「成長速度」にあります。
日本でよく使用される木に杉やヒノキがありますが、それらが木材として使われるまでには平均して50年ほど掛かります。
それに比べてファルカタは成長速度が世界一と言われており、植えてから5~7年で伐採することが出来ます。
また石油由来のプラスチックとは違い、資源の枯渇を防ぎやすいのでサスティナビリティ(持続可能性)の高い資源と言えます。

さらにファルカタは成長期に光合成で吸収する二酸化炭素量は通常の木の3倍と言われています。ですからプラスチックよりも抑えられた二酸化炭素排出量で焼却処分が出来るので、カーボンオフセット効果(自らが排出した二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスについて、他の場所での排出削減や吸収に貢献することを通じて埋め合わせる取り組み)のある木材です。
また、自然素材のため土に還りやすいので、たとえゴミとして風で飛ばされても地球を汚さない、エコな資源です。

ファルカタランチボックスの5つのメリット!

このようにファルカタは環境に優しくとてもエコな資源ですが、容器の素材としても実用性が高く評価されているのです。

次に、木という自然素材から高級感を感じられるファルカタランチボックスの5つのメリットをご紹介します。

メリット①:環境に優しい

木 自然 環境

ファルカタランチボックスは、前述したとおり環境に優しくとてもエコな資源である「ファルカタ」を使用した環境配慮型容器です。

レジ袋が有料になったり、プラスチックストローが紙になったりなどの身近な変化によって、生産者だけでなく消費者もプラスチックゴミ問題に関心を持つようになっているのは事実ですが、テイクアウトやデリバリーサービスを利用するとどうしてもプラスチックゴミが増えてしまう傾向があるのも現状です。

例えばプラスチックの弁当容器の場合、地域によってはきれいに洗ってプラスチックゴミとして分類して捨てるよう決められている場所もありますが、ファルカタランチボックスは燃えるごみとして簡単に捨てられるので環境に優しく便利です。

メリット②:耐熱性がある

いくら環境に優しいからと言って、機能が優れていなければ元も子もありませんよね。
でも安心してください。ファルカタランチボックスは、温め直すお弁当で利用されることも想定して、耐熱性がしっかり配慮されてます。
丸型の経木わっぱに似たタイプは、電子レンジは勿論、冷凍、オーブン調理の実績もあるんです!
木は燃えやすいイメージがあると思いますが、オーブンも使えるとは驚きですよね。

ホカホカで美味しい状態のまま届けたい場合も、「チンして温めると美味しくお召し上がりいただけます」というキャッチフレーズで売り出している商品にも安心して利用できるというのは嬉しいことではないでしょうか。

⊛注意点⊛
中身の油分やオーブンの機種により変形してしまう場合もありますので、必ずテストしてから使用するようにして下さい。

グッドアイデア

メリット③:保管スペースを小さくできる

木製のお弁当箱といわれると昔ながらの折箱や重箱のような形で、場所を取られるイメージが強い方もかもしれません。
お店を営業する側の人にとって包装資材の保管場所はとても大事なことです。
しかしファルカタランチボックスはテーパー付きのものは重ねて保管できるようになっていたり、中には折り畳み式のものもあるので保管スペースを少なくすることができます。
スペースが限られているお店にとって保管場所を小さくできるのは大きな利点ですよね。

メリット④:直接食品が入れられる

ファルカタランチボックスは、側面のグラシン両面ラミネート、底面のフィルム両面ラミネート加工によって米粒などが付きにくくなっている為、直接食品を入れることが出来ます。

また水分にも強く、木粉やささくれの発生も抑られています。
ですから木製でも安心して食品を盛り付けることが出来ます。
ただし、底と枠のつなぎ目の一部から汁漏れする可能性もあるのでその点はご注意ください。

メリット⑤:形やサイズが選べる

ファルカタランチボックス
底上効果のある足つきデザイン

ファルカタランチボックスは、丸型や楕円、四角といったような様々な形やサイズがあるので、お弁当だけでなくお菓子や巻き寿司など、幅広い用途で利用することが出来ます。
また底上効果のある足つきデザインなど、高級感が感じられる容器になっています。

さらに、表面のグラシンラミネートにお店オリジナルの文字やロゴを印刷するなどのオリジナル容器も作ることが出来ます。
パッケージ1つで料理の雰囲気を変えたり個性を出せたり出来るので、他のお店との差別化を図ったり、Web上での写真映えを狙うことも出来そうです。

ファルカタランチボックスのまとめ

環境に優しい「ファルカタ」を使用したランチボックスは、木製容器ならではの温かい雰囲気やデザイン性だけでなく、カーボンオフセット効果や燃えるゴミとして捨てられるというような実用的な魅力があることがわかりました。
木製でありながら耐冷凍・電子レンジ可など機能面のメリットも充実しているファルカタランチボックスは、一工夫加えるだけで他のお店とは違う雰囲気をアピールできそうですよね。

ファルカタランチボックスのご購入をお考えの方、
サイズや形のご相談など、デリシャスフードパッケージのお問い合わせページまでお気軽にご相談ください。
お店のお料理や客層に合った包装容器をご提案させていただきます。

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