一番最近ハンバーガーを食べたのはいつですか?
以前からハンバーガーはよくテイクアウトされるメニューですが、コロナ禍になってからは狭い店内での飲食を避けてテイクアウトやデリバリーを利用する人が増えています。
ハンバーガーはその内容によってはちょっと奮発したランチになることもあれば、子どものおやつになることもあります。
またマクドナルドなどのチェーン店だけではなく、アメリカンなワイルドなハンバーガーを提供するお店は、ビールを飲みながら楽しめるちょっと大人のお店もあります。
今回は、ハンバーガーはどのように日本に根付いたのか、また魅力的なハンバーガーのテイクアウトに役立つ情報をご紹介します。
Contents
ハンバーガーとは
ハンバーガーとは、丸く焼いたバンズと呼ばれるパンを半分にして、ひき肉を丸く成形して焼いたパティとレタスなどの野菜やピクルスを挟み、ケチャップなどのソースで味付けした料理のことです。
ちなみに本場のアメリカで「ハンバーガー」というのは牛肉100%のパティを使ったものだけだそうです。hamburgerという単語が、そもそも牛肉を表す用語なのです。
ですからアメリカでは、牛肉100%のパティ以外の具材を使ったものはパイソンバーガーやターキーバーガーなど、使用する具材を前につけて〇〇バーガーと呼びます。
パンなどに肉や野菜などの具を挟で食べるスタイルはサンドウィッチも同じですよね。
二枚(一枚の場合もある)のパンに具を挟んだものを総称してサンドウィッチと呼ぶため、ハンバーガーはサンドウィッチの一種ということになります。
ハンバーガーの歴史
パンに具を挟んで食べるスタイルは、世界中で紀元前から存在していましたが、ハンバーガーに欠かせないハンバーグには古い歴史があるようです。
ハンバーグの原型は、タタール人(ダッタン人)が筋張った馬肉を食べ易くするためにミンチにして作った「タルタルステーキ」と言われています。
しかしステーキといっても焼いて食べたわけではなく、生で食べていました。ワイルドですね。
このタルタルステーキが伝わったドイツで、焼いて調理するようになりハンバーグができたとされていますが、他にも諸説あるようです。
そしてドイツ系移民によってハンバーグがアメリカに渡り、パンにはさんで食べるスタイルが誕生しました。
日本人のソールフードであるおにぎりの具に様々なバリエーションが存在するように、ハンバーガーもサンドウィッチのバリエーションの一つとして誕生したということのようです。
今でもハンバーガーはアメリカで人気のファストフードですが、当初はひき肉の鮮度が不安視されていてハンバーガーを食べたがらない人も多かったようです。
それを変えたのが、現在もアメリカでファストフードチェーンを運営する「ホワイトキャッスル社」でした。
彼らは清潔さと新鮮さをアピールするため、挽きたての牛肉とタマネギを使い、ピカピカでおしゃれな店舗と清潔な制服など様々なことに気を配り、次第に売上を伸ばしていきました。
現在は、ほとんどのハンバーガーチェーン店で冷凍したパティを使用していますが、同じチェーン店ならどこに行っても同じハンバーガーを食べられる、というシステムを作ったのもホワイトキャッスル社でした。
今では様々なハンバーガーチェーンが存在していますね。
日本のハンバーガーの発展
日本にハンバーガーや上陸したのは、戦後のことです。
戦前からパンに具を挟んで食べるサンドウィッチを提供しているお店はありましたが、丸いバンズにパティを挟む現在のハンバーガーは、戦後日本に駐留していたアメリカ兵によって伝えられました。
そのため、長崎の「佐世保バーガー」や山形(現在は仙台に移転)の「ほそやのサンド」など日本初のハンバーガーと言われるお店はどれも米軍キャンプのそばで生まれました。
今ではハンバーガーチェーンとしてはマクドナルドが有名ですが、実はA&W、ドムドムバーガー、その後マクドナルドという順に登場しています。
日本では日本人に合った素材、味付け、サイズのハンバーガーが提供されています。
例えばてりやきバーガーや、焼き肉、きんぴらなどのライスバーガーは日本に来る外国人に人気があります。日本のハンバーガーはアメリカのハンバーガーと比べてサイズが小さいので、もしアメリカでハンバーガーを注文する時には、大きさをよく確認してから注文するようにしましょう。
そうしないと、一日の食事がハンバーガーで終わってしまうということになりかねません。
ハンバーガーのテイクアウトを始めるなら
ハンバーガーのテイクアウトを成功させるために、まず最初にコンセプトをはっきりさせましょう。
料理のコンセプトとは、料理を提供するにあたってお客様に伝えたいメッセージや印象と言えます。
ハンバーガーのテイクアウト・デリバリーを始める場合には、価格やメニューのレパートリーではチェーン店にかなわないかもしれませんが、自分のお店のコンセプトがはっきりしていれば、それを売りにしてお客様に魅力のあるハンバーガーのテイクアウトを提供することができます。
新たにお店を始めるのであれば、コンセプトを決める前にターゲットとなる客層を考える必要もあります。
近隣に子どものいる家族住まいが多いなら、家族で手軽に食べられるということが魅力になりますが、地域的に大人な雰囲気が好まれるなら、オシャレ、本格志向といったコンセプトも考えられます。
コンセプトが決まったら選ぶテイクアウト容器も決まります。
ハンバーガーに使える包装にはバーガー袋とバーガーボックスなどがあります。
バーガー袋
バーガー袋とは、四辺のうち二辺がL字型に開口している袋です。
内側にポリエチレンのラミネート加工してあるため、耐水・耐油性があります。ソースや具が少々下に流れてしまっても、下の二辺はシールされているのでこぼれる心配がありません。
先日久しぶりにモスバーガーでライスバーガーを注文したところ、ライスバーガーをラッピングしている紙製の内袋には細かな凹凸があることに気が付きました。
連れが頼んだモスチーズバーガーのラッピングには凹凸がないことから、ライスバーガーはハンバーガーよりも手に熱が伝わることを配慮しての工夫のようです。
包装資材を選ぶ際には、お客様が快適に食べられるような包材を選ぶことが大切ですね。
ハンバーガーボックス
ハンバーガーをきっちりいれてフタまでできるバーガーボックスは、型崩れをふせぎ保温性もある頼りになる包材です。
また、ポテトやオニオンリングなどのサイドメニューも一緒に入れられるサイズは、セットとして持ち帰りやデリバリーもしやすいので人気があります。
バーガーボックスは紙製がほとんどですが、内側が耐水耐油加工されているので、ハンバーガーをそのまま入れる事もできます。
お店によってはワックスペーパーを敷いたり、食べやすさを考えてバーガー袋に入れたうえでバーガーボックスに入れるお店もあります。
ハンバーガーのテイクアウトに必要な包装容器
ハンバーガーのテイクアウト・デリバリーではたくさんの包装容器を使用します。
例えば、ドリンクであればホットやコールドのカップ、テイクアウトには欠かせないリッド(フタ)、スリーブ、また複数のドリンクを運ぶためのドリンクホルダー、コーヒーのマドラーなどです。
サイドメニューにはポテトなどの揚げ物やサラダなどがあります。
こうした容器を選ぶ際にも、最初に考えたお店のコンセプトに合った容器を選びます。
また最近ではカーボンニュートラルという考え方が広まりつつあり、化石燃料を使用したプラスチックの使用を削減しようという流れになっていまので、右の写真のような環境に優しい紙容器や木製カトラリーなどを選ぶこともおすすめです。
最後にハンバーガーをテイクアウトで提供する際の注意が一つあります。それは食中毒を防ぐということです。
まず製造から販売の過程で使い捨ての手袋を使い、雑菌が付かないようにします。
ハンバーガーはトマトやレタスなどの生野菜が入るので扱いに注意が必要です。
水洗いはもちろん、必要なら次亜塩素酸ナトリウムなどで殺菌しきちんと洗い流します。
パティにしっかり火を通すことも大切です。腸管出血性大腸菌は75度1分以上の加熱で死滅すると言われているので、表面だけでなく中までしっかりと火が通るようにしましょう。
テイクアウトの場合は作ってから食べるまでの時間が分からないので、賞味期限についての注意書きなどもあると良いでしょう。
過去にはハンバーガーが原因で集団食中毒が起きてしまった事例もあります。
お店の評判だけでなく命に関わりますので、きちんと対策をして食中毒は絶対に出さないように注意しましょう。
まとめ
ハンバーガーは外食の中でもテイクアウト比率が6割~7割と高く、デリバリーでも人気がある商品です。
小ぶりな日本のハンバーガーも食べやすいですが、時にはナイフとフォークで食べるアメリカンなハンバーガーに挑戦してみるのはいかがでしょうか。
テイクアウトやデリバリーを利用すれば、思う存分大きな口を開けてハンバーガーを楽しめます!
デリシャスフードパッケージでは、ハンバーガーをはじめ様々なテイクアウト・デリバリーの包装容器を扱っています。
また感染症対策に必須の使い捨て手袋やマスク、店内のパーテーションなども扱っていますので、是非ご相談ください。