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木製ファルカタ ランチ ボックスの5つの特長|注目のエコ容器|

今求められる環境配慮型容器

2019年の国連気候行動サミットでは、10代の環境活動家グレタ・トゥーンベリさんのスピーチが話題となり、世界中の人が今まで以上に環境問題に目を向ける機会となりました。

コロナ禍の今でも、ワクチン接種の目安が付きつつある昨今、徐々に環境配慮型の容器などに注目が集まりつつあります。

このようにわたしたちの住む日本においても、まだまだプラスチック容器がメインとなっていますが、徐々に環境配慮型容器というものに注目が集まっています。
環境配慮型容器とは、分かりやすく言えばエコな容器のことです。

この環境配慮型容器には様々な種類があります。
例えば、石油などの化石資源の使用を抑えたバイオマスプラスチックや、使用後に水と二酸化炭素に分解されるグリーンプラ(生分解性プラスチック)。
またさとうきびを原料としたバガス、そして紙などを利用して作ったモールド容器、クラフト紙容器などの未晒しや晒で作られた容器などがあります。

今回は、木が大好きな日本人に人気の木製容器、ファルカタ ランチ ボックスをご紹介します。

日本人が木製容器を好きな理由

弁当箱 木製容器

日本の国土はたくさんの山や木に囲まれています。
そのため昔から住まいや日常使う道具まで、さまざまものが木で作られてきました。

例えば毎日使用する箸や茶碗、そして左の写真のようにお弁当箱も木製でした。
その影響か今でも木の器に懐かしさや癒しを感じる方は多いようです。

これは必ずしも気のせいではなく、「森林浴」という言葉があるように木には癒し効果があることが証明されています。
木が放つきれいな空気や、フィトンチッドなどの様々な物質がわたしたちにリラックス効果をもたらしてくれるのです。
このように日本人に馴染みが深く、精神的に落ち着く「木の温もり」・・・・
わたしたち日本人のDNAに刻み込まれた心の癒しの源なのかもしれません。

しかもこの木の癒しの効果は、手や足で木に触れた時にも同じような効果があるといわれています。
今は特にプラスチックなどの無機質なものに囲まれて生活しているので、木の器や木のカトラリーなど自然の温もりが感じられるものが人気なのかもしれませんね。

しかし木=エコ・・・・
なぜエコなのか不思議に感じる人もいます。

なぜならば木製容器=木を伐採=自然の破壊となり、木製容器を使うということが決してエコにつながらないように思えるからです。
そう考えると木製容器のどこがエコなのだろう?という疑問が湧いても不思議ではないですよね。

ではファルカタ ランチ ボックスの原料であるファルカタがエコといえる根拠について説明します。

ファルカタがエコである理由とは?

ファルカタ材とはなんですか?

ファルカタ
出典:住友林業森の樹木図鑑

一般的に日本でファルカタと呼ばれている植物は、マメ科の広葉樹で、別名センゴンラウト、モルッカンソウ、アルビチア・ファルカータ(ファルカタ)とも呼ばれています。
インドネシアでは「センゴン(sengon)」または「ジュウンジン(jeungjing)」の名で呼ばれています。

以前からニューギニア、ソロモン諸島などで自然分布していましたが、現在では東南アジアや太平洋地域の熱帯各国で植林が進んでおり、現在世界で流通しているファルカタ材のほとんどは、主に東南アジアなどで植林されたものです。

このファルカタ材がマメ科の植物、つまり木材ではなく植物というのは衝撃ですね。

ではこのファルカタ材の特長とはなんでしょうか。
簡単にいうとファルカタ材の特徴とは軽くて柔らかいことです

またファルカタ材の見た目は白っぽくて日本の桐に似ているので南洋桐と言われることもありますが、前述したようにファルカタ材は桐とは全く別の植物です。

ファルカタ材は硬さはありませんがその分軽くて加工しやすいので、DIYの材料として人気があります。
また桐の代用品としてたんすの引き出しなどに使用されています。

しかしこのファルカタ材の特徴がそのままデメリットともなります。
軽くて柔らかいというファルカタ材の特長はファルカタ材の耐久性の低さを表しています。

またファルカタ材は柔らかいので、どこかにぶつけた際にへこみ易く扱いは慎重にする必要があります。
また、腐蝕菌などの害を受けやすいので、長い期間使い続けるのには不向きなのもデメリットとなります。

ファルカタ材は成長が早いからエコ

ファルカタ材がエコな資源と言える理由はその成長速度にあります。

ファルカタ材は生長が非常に早く、成樹で40メートルほどになり、10年未満の周期で伐採が可能です。
伐採したてのファルカタ材はマメ科特有のマメの青臭い匂いがしていますが、木ファルカタ材を乾燥させるとその匂いは消えます。

このようにファルカタ材の成長速度は世界一と言われており、植えてからたったの5~7年で伐採して出荷できます。
またファルカタは自生もしていますが、世界的に流通しているファルカタ材のほとんどが計画的に植林されたものです。
環境維持を重視して厳密に管理されているので、自然や森林の環境破壊を起こすことがありません。

ですから石油由来のプラスチックとは違い、ファルカタ材は資源の枯渇を防ぎやすくエコロジカル&サスティナビリティ(持続可能性)の高い資源と言えます。

また、ファルカタが成長期に光合成で吸収する二酸化炭素量は通常の木材(例えば杉)の3倍と言われています。
ですからカーボンオフセットとして間接的な観点でもCO2削減効果があり、エコといえます。
たとえファルカタ材を使用後に焼却処分した場合でも、製造から処分までにトータルで発生する二酸化炭素量は、プラスチックと比べてかなり低く抑えられるのです。
またファルカタを計画植林するということは、通常の木材(杉)を植林することに比べて、Co2削減をする3倍の効果があることも分かります。
ファルカタ材を植林すること自体がCO2削減に一役買っているんですね。

また、ファルカタは土に還りやすい木材なので埋めてしまえば焼却する必要もなく、たとえ風で飛ばされてもプラスチックのように地球を汚さないエコな資源です。

これらの理由からファルカタはエコということになります。

エコ

ファルカタランチボックスがオススメの5つの理由

このようにとても自然に優しくエコなファルカタですが、木の良さを生かしながらランチボックスとしての使い勝手も良く加工したのがファルカタランチボックスです。
ではファルカタランチボックスがオススメの5つの理由をご紹介します。

オススメポイント①:ファルカタ材は環境に優しい

前述したように、ファルカタランチボックスは100%植林木の早生樹「ファルカタ」を使用した環境配慮商品です。
さらにファルカタ材は育つ過程で非常に多くの二酸化炭素を吸収し、土にかえりやすい大変エコな素材なのです。
ちなみに二酸化炭素(CO2)の吸収量は、杉に比べ3倍ともいわれています。

2020年には、レジ袋の有料化などにより消費者もプラスチックゴミ問題に関心を持つようになっていますが、コロナ禍でテイクアウトやデリバリーサービスを利用するとどうしてもプラスチックごみが増えがちです。
もしお客様がプラスチックの弁当容器を資源として分別したいと思ったら、捨てる時にきれいに洗う手間がかかります。

しかしファルカタランチボックスは木製なので、燃えるごみとして簡単に捨てられるのでとても手軽で環境に優しいといえます。

オススメポイント②:ファルカタ材は木製なのに耐熱

電子レンジ

いくら環境に優しいからといってもテイクアウト、デリバリーとしての機能が不足していれば、いくらエコといっても利用することができません。
その点、ファルカタランチボックスは温め直すお弁当で利用されることを想定して、耐熱性もしっかり配慮されてます。
丸型の経木わっぱに似たタイプのファルカタランチボックスは、電子レンジは勿論、冷凍、オーブン調理の実績もあります。
オーブン実績は温度180℃30分、170℃40分。
木製なのにオーブンも使えるとは驚きですね!

「電子レンジでチンして温めると美味しくお召し上がりいただけます」というキャッチフレーズで売り出している商品にも、ファルカタランチボックスを安心して利用できるというのは嬉しいことです。

ただし注意点として、中身の油分やオーブンの機種により形而変化する場合がありますので、必ずお店でテストしてから使用するようにして下さいね。

オススメポイント③:ファルカタは省スペース

太巻なども入る折りたたみ式のファルカタボックス
オリカ産業

木製のお弁当箱と言うと、昔ながらの折箱や重箱のような形を想像してしまいます。
そうするとスタック性が悪く、かさ張る・・・そんな印象を持っていませんか?

しかしファルカタランチボックスのテーパー付きのものは重ねて保管できるようになっています。
ですから保管スペースを少なくすることができます。

しかもファルカタランチボックスの中には折り畳み式のものもあります。
バックヤードのスペースが限られているお店にとって包装資材の保管場所が少なくできるのは大きな利点ですよね。

オススメポイント④:ファルカタランチボックスは直接食品が入れられる

ファルカタランチボックスは、側面はグラシン両面ラミネート、底面はフィルム両面ラミネート加工が施されています。
ですから米粒などが付きにくく食品をファルカタランチボックスに直接入れられます。

さらにファルカタランチボックスはラミネート加工されていますので、そのラミネート加工によって水分にも強く、木粉・ささくれの発生を抑えられています。
ですから木製でも安心して食品を盛り付けていくことができるのです。

ただし、底と枠のつなぎ目の一部から汁漏れはしますので、その点はご注意くださいね。

オススメポイント⑤:形やサイズが選べる

ファルカタ ココウッド
ココ・ウッド
オリカ産業

ファルカタランチボックスは、丸型、楕円、四角など様々な形やサイズがあります。
ですから、お菓子や巻きずしなど、お弁当以外にも幅広い用途でファルカタランチボックスを利用することができます。
また見た目のデザイン的にも優秀です。
足を付けた底上げ仕様など、高級感が感じられるデザインの容器になっています。

さらに、表面のグラシンラミネートに印刷や箔押をするなどのオリジナル容器も作れます。

パッケージ1つ料理の雰囲気がグッと変わりますので、他のお店との差別化を図ったり、Web上での写真映えを狙う点で効果がありそうです。

ファルカタ ランチ ボックスの5つの特長のまとめ

いまはコロナ禍の2021年には、なかなかエコを考えにくいと思われる方は多いかもしれません。
しかしエコでありながら、他店との差別化もでき、見た目も高級感があり、電子レンジもできる容器と考えると、ファルカタランチボックスはとても魅力がある木製容器なのではないでしょうか。

地球に優しい早生樹「ファルカタ」を使用したランチボックスは昨今注目の「エコ」というキーワードにピッタリの容器です。
木製でありながら耐冷凍・電子レンジ可など機能面も充実しているファルカタランチBOXは、他のお店とは違う雰囲気をアピールできそうです。

サイズや形のご相談など、お気軽に弊社のパッケージアドバイザーまでご相談ください。
お店のお料理と客層に合った包装容器をご提案させていただきます。

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