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身近なところからできるSDGs|テイクアウト・デリバリー容器

身近なところからできるSDGs|テイクアウト・デリバリー容器

今まで当たり前に配布されていたレジ袋の有料化、プラスチックストローの廃止など、この数年、わたしたちは今までの消費生活が環境に及ぼしてきた影響を考える機会を得ました。

環境問題は日本だけではなく世界共通の問題と言えます。
年々増える巨大なハリケーンや大規模な山火事、熱波や洪水などのニュースは珍しいものではなくなっています。

これらの問題を解決するために設けられた目標がSDGsです。
ではSDGsとは具体的にいうとどんな目標なのでしょうか?
わたしたち一人一人には何ができるのでしょうか?

SDGs
SDGs

SDGsとは?

SDGsとはSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称で、「エス・ディー・ジーズ」と読みます。

SDGsは環境や資源、人々の文化や生活を守り、人間がこの地球でずっと暮らしていけるための目標です。
ですから環境問題以外に、貧困、飢餓、教育、健康、差別などを含む17の大きな目標とそれに到達するための169のターゲットから成り立っています。

裏返して言えば、今のままではいずれ人間は地球で生活できなくなってしまう、そのような危機に直面しているということなのです。

サスティナブルとは

サスティナブル Sustainable

SDGsの「S」はサスティナビリティのSです。
サスティナビリティは「持続可能な」という意味で、将来ずっと機能を維持していけるシステムを指しています。

サスティナビリティの適用される範囲は、環境・社会・経済といった様々な面を含んでいて、将来にわたって豊かな地球とそこに暮らす生態系を守り、良好な経済活動を維持し続けることを目指しています。

そしてSDGsは、そのサスティナビリティを地球規模で達成するための、2030年までの具体的な目標をまとめたものです、
2030年って、遠いようで近い、そんな将来です。

現在サスティナビリティが一番が急がれているのは、環境分野と言えます。
なぜそう言えるのでしょうか?

温暖化の影響

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」と言いますが、ニュースになるような災害が起こると温暖化が・・・と話題になりますが、いつの間にか忘れてしまうのが人の常です。
しかしこの数年、忘れる暇もないくらいの頻度で豪雨や猛暑が続いています。

こうした環境の変化は、地球温暖化の影響であるというのが定説となっています。

地球温暖化の大きな原因の一つは、大気中の二酸化炭素濃度の上昇と言われています。
二酸化炭素は地球の大気を適度な温度に保つことに寄与していますが、その二酸化炭素が増えすぎると地表の熱を宇宙に逃がすことができなくなり、大気の温度が上昇してしまいます。

産業革命以降、石炭や石油などの化石燃料を燃焼させることによって排出される二酸化炭素が急増し、大気中の二酸化炭素濃度が上昇したことで、地球温暖化が進んでいます。

温暖化の影響は気温の上昇だけではなく、海面水位の上昇や海面水温の上昇、降水量の変化など様々な影響があります。
気象庁によると、日本の年平均気温は、長期的には 100 年あたり約 1.19℃の割合で上昇していて、もし現在のように温室効果ガスを排出し続けた場合は、21 世紀末には、地域によって現在よりも 3.3 ~ 4.9℃高くなると予測されています。
想像しただけで恐ろしくなるような気温ですよね。
しかも、もし21 世紀末に温室効果ガスの排出をほぼゼロにできた場合でも、0.3 ~1.7℃の気温上昇が予測されているのです。

地球温暖化は猛暑や大雨だけではなく伝染病や農作物への影響も大いので、食糧問題や感染症の問題にもつながる大変重要な問題です。

ですからいますぐ、できるところから二酸化炭素の排出を抑える努力を始めなければならないのです。
では、わたしたちの生活ですぐに取り組めるSDGsには何があるでしょうか?

個人でできるSDGs

エアコン SDGs

温室効果ガスを減らすには、二酸化炭素を増加させる原因となっている石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料の消費を抑えることが急務です。

では化石燃料は何に使われているのでしょうか?
東日本大震災以降、発電における化石燃料への依存度は80.9%となっています。

このことから、節電を意識することが大切であることが分かります。
夏場と冬場で冷蔵庫の設定を変えてみたり、エアコンの設定温度を見直すだけでもSDGsの第一歩と言えます。

また、石油の多くは自動車や飛行機、船舶などの燃料として使用されています。
今は通販などでの買い物が増えていますが、再配達にならないように時間指定をすることや、物によってはまとめて購入することで小さな貢献ができます。
また都市部では自転車の利用などもおすすめです。

レジ袋の有料化でマイバッグが定着してきましたが、石油由来のプラスチックを無駄使いしないことも大切です。
今はコンビニなどでお弁当を買うと無償でもらえるプラスチックのカトラリーも、もし自宅で食べる予定なら忘れずに辞退しましょう。

テイクアウトやデリバリーでプラスチックの包装容器を減らそう!

プラスチック

次に、企業やお店ではどのような取り組みができるか考えてみましょう。

前述したように、化石燃料の使用を減らすことはSDGsにおいて重要です。
しかしわたしたちの身の回りの多くのものが、石油由来のプラスチックで作られています。

車の部品もスマホも自転車も、あらゆる場所でプラスチックが使われていますが、こうした「プラスチック製品」以外に、一度だけ使われてすぐにゴミになるプラスチックがたくさんあります。これらはワンウェイプラスチックと呼ばれています。

ワンウェイプラスチックには、弁当容器やプラコップなどの食品用の包装容器や、レジ袋、ストローやスプーンなどのカトラリーがあります。
これらを削減するために、グリーンプラとも呼ばれる生分解プラスチックを使用するという方法があります。

生分解プラスチックは通常のプラスチックと同じように使用できますが、使用後は微生物によって水と二酸化炭素に分解されるプラスチックです。
これにより、プラスチックごみの問題にも貢献できます。

また、生物由来の原料を使用して作られたバイオマスプラスチックがあります。
バイマスプラスチックは原料として石油を使用しないので、温暖化の原因となる二酸化炭素の削減に貢献することができます。

このようなバイオマスプラスチック製品には、プラスチックカップ、レジ袋、お弁当容器・カトラリー類・プラスチックマドラーなどがあります。

さらに、今注目されているのは、リサイクル率の高い紙容器や木製容器です。

進化する紙容器

テーパークラフトランチボックス
テーパークラフトランチボックス

木や紙は材料自体がすでにCO2を吸収したものなので、使用後燃やしても二酸化炭素の発生量はプラスマイナスゼロ=カーボンニュートラルと言われています。

右にご紹介するのは、リサイクル率の高い段ボールを使用したテーパークラフトランチボックスです。
段ボールは中空構造なので断熱性、保温性があり、重ねて運べるのでデリバリーにも便利です。
さらに特殊な耐熱紙を使用しているので、紙製なのに電子レンジ使用可。

FSC認証取得済みの、エコな製品です。

FSC認証とは

FSC森林認証
クラフトランチボックスはFSC認証取得済

FSC森林認証とは、その原料になっている材木が、環境・経済・社会のバランスの中で適切に管理されている森林から調達されたものであることを証明するものです。

いくら木や紙がエコだといっても、もしその元となっている森林が乱伐や違法な伐採で持続可能ではないとしたら、それはSDGsとは言えません。
ですから適切に管理された森林から作られた製品であるということは重要です。

FSC森林認証を受けている製品には認証マークが付いていますので、今度紙製品を買う時には認証マークが付いているか探してみてくださいね。

これからはSDGsに取り組む企業が評価されるようになる!

これまで大量生産大量消費を繰り返してきた日本では、SDGsのような環境や社会を意識した取組は慈善事業で儲からない、と考えられてきました。
しかしこれからは違います。

SDGsは世界の標準になっています。ですからSDGsに真剣に取り組んでいない企業は信頼度が下がり、将来的に成長を期待することはできないのです。
つい最近も、短期的な利益を追求して社会的に悪影響を及ぼす企業がクローズアップされました。

これからは投資家だけではなく一般の消費者も、環境や社会に配慮した企業を選ぶようになってきています。
大企業だけではなく中小企業も、SDGsへの計画的で中身のある取り組みによって成長する機会が生まれる、そんな時代なのです。

では、個人ではどのようなことを意識したら良いのでしょうか?

まとめ

気候変動やコロナの流行で、今まで以上に多くの人がサスティナブルな経済や社会、環境のあり方について関心を持つようになりました。

個人も中小企業も、SDGsの達成に貢献できる身近な分野はたくさんあります。
是非継続して行える目標を定めて取り組んでいきたいものです。

デリシャスフードパッケージは環境配慮型の様々な包装容器を扱っています。
エコな包装容器をお探しの方は是非、ご相談ください。

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