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飲食店がテイクアウトやデリバリーを行うメリットデメリットを一挙解説!

飲食店のテイクアウトやデリバリー事情

2020年の飲食業界で売上を伸ばしている分野は、なんだと思いますか?
もうお分かりだと思いますが、それはテイクアウトやデリバリーです。
一気にUber Eats (ウーバーイーツ)や出前館という言葉の認知度が広がった年なのではないでしょうか。
人によっては、出前館の歌を歌える人もいるほどです。

なぜそれだけテイクアウトやデリバリーが飲食店にて広がったのでしょうか。
それは2019年の消費税増税により外食を控える人が増えたことも一因です。
さらに消費税増税に合わせて軽減税率が導入されました。
この軽減税率制度とは、食料品など特定品目については消費税を8%のままとする制度です。
この軽減税率制度の対象に、テイクアウトやデリバリーはなっているのです。
それに加え、テイクアウトやデリバリーの増加を飛躍的に広げたのが2020年に入って広がった新型コロナウィルスの流行です。
飲食店の営業時間制限や中に入れる人数の制限によって飲食店の売り上げは壊滅的なダメージを受けました。
そのため飲食店は少しでも売り上げを伸ばそうと考え、テイクアウトやデリバリーをこぞってはじめ、その飲食店を応援しようという人たちの援助もあり、テイクアウトやデリバリーの需要が高まっているのです。

今このような変化に伴い、飲食店が新たにテイクアウトを始めるケースが増えています。
では飲食店がテイクアウトを始めるメリットにはどんなものがあるのでしょうか?
また、実際に飲食店がテイクアウトを始めるにはどんなことを意識したらよいのでしょうか?
このコンテンツでは、それらの点を考えていきたいと思います。

テイクアウト・中食、デリバリー需要の増加理由

テイクアウト・中食需要の増加理由

単身者 テイクアウト
単身者にとってハードルが高い自炊

テイクアウトは別名中食ともいっています。
実はコロナ以前から、このテイクアウト、中食の需要は高まっていました。
このテイクアウト、中食の需要増加の背景には、核家族化、共働き世帯の増加や高齢化世帯の増加問題や単身者世帯の増加などの社会変化などがあります。

さらにそれを複雑にしているのは、問題のそれぞれの層のニーズが違うという事です。
例えば食が細くなっている高齢者や単身者は、一食分だけを作るのは非経済的なのでお弁当や総菜などのいわゆるテイクアウト・中食を利用する人が多くなっています。
また共働き家庭では平日は仕事で忙しいので、ご飯は家で炊いておかずをテイクアウト・中食するというケースが多いようです。

少子高齢化はこれからしばらく続くと考えられているため、テイクアウト・中食需要もさらに伸びていくことが予想されます。

また、2019年の消費税増税の際に導入された軽減税率制度もテイクアウト・中食を後押ししてきました。

軽減税率制度とは食料品などの生活必需品に関しては増税せず8%のまま据え置くという制度です。
店内で食べると消費税率が10%ですが、同じ店でもテイクアウト・中食なら消費税が8%となり、わずかですがテイクアウト・中食の方がお得になったのです。

実際2019年10月以降の飲食費用の変化を調査した会社によると、食事の形態別費用で外食が減った人は全体の37%強、一方食費で増えた形態は、自炊の26%に次いで多いのが、小売店や持ち帰り専門店のテイクアウト・デリバリーなどが合わせて21%となっていて、テイクアウトの需要が伸びていることが分かります。出典:「ホットペッパーグルメ外食総研」外食市場調査(2019年11月度)

感染症によるテイクアウト・デリバリー需要の高まり

コロナ 不安

2020年に入ってさらにテイクアウト・中食、デリバリー需要が高まることが世界的におきました。
それはコロナウィルスのパンデミックです。
この世界中で拡大している新型コロナウィルス感染症の流行によって、店舗での飲食に不安を感じる人が多くなっています。
なぜならば、人は飲食するときに必ず周囲に飛沫が飛びます。
そうなるとその飛んだ飛沫が共に飲食している人の体内に入っていく可能性があります。
もしその飛沫が、コロナウィルス感染者の飛沫だったら・・・感染してしまう可能性が高くなります。
そう考えると飲食店で飲食するのをためらう人たちがいても不思議ではありません。
そう考えるとテイクアウト・中食、デリバリー需要が高まるのも必然です。

そのため飲食店は3密を避けることや消毒、マスクの着用、パーテーションの設置など様々な対策を講じてはいますが、2020年末現在のように治療薬やワクチンがない状態では特に、人々のコロナウィルスへの恐怖心を払拭することは難しいといえます。

3密(3つの密)とは、密閉、密集、密接から名づけられた言葉です。
この1年間この3密という言葉を聞かない日はないほどです。
この3つの「密」は、日本における新型コロナウイルスの集団感染が起こった場所の共通点を探した際に、この3つの密が共通となっているということが分かり、コロナウイルス感染症を避けるためにもこの3密を避けるよう何度も繰り返し言われている言葉です。
この3密を避けることは飲食店では必須となっています。

ですから今後も外出自粛や休校、リモートワークを機に拡大したテイクアウト・デリバリーの需要は今後も続いていくと予想されてます。

飲食店がテイクアウト・デリバリーを始めるメリット

では飲食店がテイクアウト・デリバリー営業を始めることにはどんなメリットがあるのでしょうか?

一つ目に、客数が増えるというメリットがあります。
売上を増やすには、客数が増えるか客単価を上げるかのどちらかになりますが、店内の座席には限りがあるため客数を増やすには限界があります。

特にアフターコロナにおいては、「密」を避けるために客席を減らさざるを得ない状況にあります。
またコロナ禍では、お客さまも窓から店内を見て店内に割と人が多めだなと感じると入店を躊躇するかもしれません。
しかしテイクアウトやデリバリーの場合、席を使用することがないので、店内が満席であっても売上を作ることができます。

二つ目に、客単価のアップというメリットがあります。
来店したお客様が飲食する場合は、一人につき一人前を召し上がることが普通です。
中には二人前以上を一人で間食する方もおられますが、それは例外的ですよね。

しかしテイクアウトやデリバリーを買いに、注文しに来られるお客様の場合、一人が複数人分のお弁当や総菜を買って帰られることがよくあります。
例えば会社で同僚の分もまとめて買いに来る人や、家族のためのお弁当や総菜を買って行く人などです。

そうすると客単価が上がって結果的に売上がアップするというメリットがあるのです。

このようにテイクアウト・デリバリー営業はコロナ禍で客数の減少に悩む飲食店にとってメリットのある営業方法だといえます。

さらにアフターコロナでも、このテイクアウト・デリバリー営業を行ったことは生きてきます。
とくにデリバリーなどでは今まで貴方のお店を知らなかった人がUber Eats (ウーバーイーツ)や出前館を通して注文することがあるかもしれません。
もしそれで貴方のお店の味を気に入ったらどうなるでしょうか。
さらにデリバリーにて注文してくださるか、アフターコロナの際はお店のファンになってくれることもあります。

まさに今だからこそ、テイクアウト・デリバリーを行うのであれば、アフターコロナには売り上げがコロナ前の1.5~2倍になるかもしれません。
これもテイクアウト・デリバリーを行うメリットになります。
つまりテイクアウト・デリバリーを店舗でも確実に売り上げを伸ばすことができるというメリットです。

ではテイクアウトを始めるにはどんなメニューが良いのでしょうか?

テイクアウト メニュー

テイクアウト・デリバリーに向いているメニュー

テイクアウト・デリバリーは、料理を作ってから食べるまで、「持ち帰る」「運ぶ」という時間が発生します。
ですからテイクアウト・デリバリーに必要なことは、まずは第一条件として食中毒を起こす心配がないもの、冷めたり少し時間が経っても美味しく食べられるものが好まれます。

また、テイクアウト・デリバリーを利用する人の中にはベンチや車の中で食べる人もいるため、手が汚れやすかったり食べにくいものはテイクアウト・デリバリーのメニューには向いていません。

しかしこのような条件に合ったメニューは弁当、丼もの、サンドウィッチやパスタなどと限られてきます。
そして何よりコンビニに行くとこれらのメニューが安く買えるので、飲食店がテイクアウト営業を始める時には、「出来立て」「オシャレ」を意識して、作り置きはなるべく少なくしたり、容器や盛付を工夫することなどを意識して大量生産のテイクアウトとの差別化を図ることが大切です。

テイクアウトを始める方法

では飲食店がテイクアウトを始める時には何が必要なのでしょうか?
テイクアウトは飲食店営業許可が必要ですが、すでに店内営業をしている店舗はこの許可をすでに取得して営業しているので特に必要な申請はありません。
直ぐに始めることができます!

しかしテイクアウト専門店を新たに開業するのであれば、飲食店営業許可を取得することが必要になります。

まとめ

消費高齢化や感染症への不安などにより、これからもテイクアウト営業は飲食店が売上を伸ばすことのできる分野であると言えます。

テイクアウト営業を始める時には、お客様に美味しく安全に食べていただけるメニュー、そしてコンビニやスーパーにはない出来立て、手作りを意識したメニューを考えてみましょう。
テイクアウトを成功させるためにできることは、今後のコンテンツでとりあげます。

パッケージアドバイザーへのご相談はお問い合わせ窓口又はお電話にてお願いいたします。

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