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コーヒー屋さんにおススメのコーヒー袋|理由を含めて一挙ご紹介!

コーヒー屋さんにおススメのコーヒー袋|理由を含めて一挙ご紹介!

長引くコロナ禍は、多くの人のライフスタイルを変えました。
「リモートワークのリフレッシュ」「おうち時間を楽しむ」といったコンセプトで、コーヒーにこだわる人が増えたのもその一面です。

こうしたコーヒーのニーズ拡大に合わせて、コーヒー豆のお持ち帰り(テイクアウト)を始める起業家も増えているようです。

起業に当たっては、肝心なコーヒー豆だけではなく、コーヒー豆を入れる袋を探さなければなりません。
コーヒー袋を探すにあたって、どんな袋が自分の販売方法に合っているのか?自分にとってどこの資材屋が使いやすいのか?というのは気になるところですね。

この記事では、コーヒー豆の特性を踏まえた、コーヒー屋さんにおススメの袋の選び方をご提案したいと思います。

コーヒー袋の選び方

コーヒー豆

選ぶコーヒー袋は、コーヒー豆の販売スタイルによって、相応しい袋が違ってきます。

なぜならコーヒー豆は常に状態が変化していくものだからです。
例えば、コーヒー豆を入れた袋を店内に陳列して置くスタイルの場合、焙煎したコーヒー豆からでる二酸化炭素(炭酸ガス)を抜くことができる機能を持つコーヒー袋が必要になります。

一方コーヒー豆の対面販売が多いお店の場合は、手軽に包装できて熱シールが不要な袋が使いやすいでしょう。
他には、お試し用にドリップバッグ1個や少量のコーヒー豆を包装するための袋などもあります。

ですからコーヒー店が目指す販売スタイルによって、最適なコーヒー袋は変わってくるのです。

また他の食品と同じように、コーヒー豆も鮮度が大切です。
コーヒー豆の鮮度をなるべく維持できるコーヒー袋を選びたいものです。

では、コーヒー豆の賞味期限はどのくらいなのでしょうか?
次に考えてみたいと思います。

コーヒー豆の賞味期限はどのぐらい?

コーヒー豆にも賞味期限はあるのでしょうか。
結論からいうとお店によってそれぞれであり、違いがあるといえます。

なぜなら、コーヒの美味しさの定義は焙煎後のコーヒー豆のいろいろな諸条件やお店によって目指すべき味により変わってくるからです。

ではコーヒー豆の賞味期限はどれくらいなのでしょうか。
一般的に、焙煎したコーヒー豆を美味しく飲めるのは豆の状態で焙煎後2週間といわれています。
しかし焙煎後1ヵ月前後が最もおいしく感じる期間というお店もあります。

なぜこのような賞味期限の差が生じるのでしょうか。

このような賞味期限の違いは、目指すお店のコーヒーの味や店主の好みによって変わるからです。

もう少し親切に詳しく解説したいと思いますね。
こだわりのコーヒー店は、コーヒー豆をエイジングし、その豆のカッピングテストを行って味を決めています。
つまりコーヒー豆の理想の熟成度合い、うま味成分の抽出具合をエイジングによってつくり、お店の味をカッピングテストによって決めていくのです。
ですから焙煎後のコーヒー豆の品質、ぎりぎりの熟成度を狙うコーヒー店の賞味期限は短くなりますが、そうでないお店の賞味期限は長くなるのです。
※エイジングについては、下記で簡単に解説いたします。

エイジングとはなんですか

コーヒー豆におけるエイジングとは、コーヒー豆の焙煎後、豆に時を経過させ熟成させることをエイジングといいます

コーヒー豆は、焙煎時に発生する二酸化炭素(炭酸ガス)をゆっくり放出していきます。
そしてコーヒー豆は同時に周囲の空気を吸い込み酸化が進んでいくのです。

この酸化を意図的に適度に進めるのがエイジングです。
そのエイジングの結果コーヒー豆は熟成していき、香りや味わいはその熟成とともに変化していき、そのコーヒー豆を挽いて飲んだ際に独特の美味しさを味わえるようになるのです。

しかしエイジング期間が経過することによりコーヒー豆の美味しさは、
お好みになりますがポジティブな点とネガティブな点があるといわれています。

このエイジングはおおよそ1カ月程度が限界といわれておりますが、お好みによって3カ月も賞味期限と考えるコーヒー店もあるようです。

しかしその後はエイジングでのうま味成分抽出の効果はなくなっていくといわれています。
つまりエイジングの終わりはコーヒーの賞味期限の終わりであるともいえるのです。

賞味期限をできるだけ伸ばしたいという場合、どうすればよいのでしょうか。

当然ながらコーヒー豆は、焙煎後は時間と共に酸化し、風味が落ちていきます。
また、粉に挽いたコーヒー豆は挽いた直後から急速にコーヒー豆の香気成分が二酸化炭素(炭酸ガス)と共に放出されコーヒー豆の鮮度が落ちていきます。
ですからコーヒーを美味しく飲みたいと思うならば、なるべくその都度挽くことがオススメです。

また買ってきたコーヒー豆は、「温度の変化」と「酸素に触れる事」を最小限にして保存します。
鮮度の良いコーヒー豆を購入したら、すぐに冷蔵・冷凍庫で保存がお勧めです。
特に約3ヶ月程は保管していたいという方へは、冷蔵と冷凍をオススメ致します。

余談ですが、焙煎していない生のコーヒー豆は、常温で3年ほど保存が可能です。

では次にコーヒーの美味しさに関係する「ガス」についてご説明します。

コーヒー豆から出るガスの正体とは?

コーヒー ドリップ ガス

コーヒー好きの方は、豆を保存していた密閉袋がパンパンになっていたり、コーヒーを淹れる時にドーム状にぷくぷくと泡が出てくるところを見たことがあるでしょう。
それらの原因は、コーヒー豆からガスが放出されていることが原因です。
では、コーヒー豆から出るガスの正体はなんでしょうか?

コーヒー豆から出るガスは、コーヒー豆を焙煎することによって生じた二酸化炭素、つまり炭酸ガスです。

では、元々コーヒー豆の中に二酸化炭素が閉じ込められていたのでしょうか?
そうではありません。
焙煎という工程を経てコーヒー豆の中で化学変化が起こり、ガスが発生するようになるのです。
元々コーヒー生豆の中にあったクロロゲン酸類(コーヒー酸とキナ酸が結合したもの)、アミノ酸、タンパク質、クエン酸、油脂などが、焙煎されることによって分解されてガスが発生するというのがこのメカニズムのようです。

焙煎後、豆に残ったガスはゆっくりと空気中に放出されます。
コーヒーのガスは気温が高くなるとたくさん出やすくなるので、夏場の暑い時期や室温の高い倉庫内などではそのガスによって袋が膨らみやすくなります。
また、近年の猛暑の影響により、今まで膨らまなかった袋が急に膨らみだすケースもあります。

コーヒー豆を挽いた場合、豆に残ったガスのうち約4割放出されると言われています。
ですからおすすめは、安価でもミルを自宅に置いて、都度豆を挽く方法です。

上手に焙煎された豆は、焙煎後1週間〜10日間程は豆自身がコーヒーのうま味を保護するカプセルのようになって、コーヒー豆の中にうま味成分を保存してくれます。

さらに詳しい情報はまた別のコンテンツで取り上げます。

コーヒー豆の鮮度を保つパッケージの選び方

ここまでで、コーヒー豆の特性について考えてきました。

ここからは、商品としてコーヒー豆を販売するにあたり、コーヒー豆の鮮度を保つパッケージの選び方について考えていきましょう。
コーヒー豆は鮮度が命ですから、パッケージ選びは重要です。
ここでは汎用されている袋を3種類ご紹介いたします

バルブ付き保存袋 バルブ付きコーヒー袋の特徴は、コーヒー豆から出たガスを外に放出しつつ、外気は中に入らない仕組みになっていることです。

バルブはガスを抜くためのもので、酸化を完全に防ぐものではありませんが、袋の膨張を抑え酸化を抑えることができます。

焙煎したコーヒー豆を入れることもあれば、粉にしたコーヒー豆をいれる場合もあります。

袋の材質にはクラフトやアルミがあります。

ガス抜きテープ付き(ブレスパック) ガス抜きテープ付きのコーヒー袋は、袋の張り合わせ部分に施された通気口から、袋の中のガスを外に放出します。

コストは安いという利点がありますが、袋の中のガスが出た後には外気が入りやすく、長期保存には不向きです。

袋の材質にはクラフトやアルミがあります。

ガス抜き機能なし アルミのコーヒー袋は遮光性が高いため、鮮度を保つ機能に優れています。紫外線を浴びるとコーヒーの油脂分が変質し、味わいに影響を及ぼすので、アルミ袋にはコーヒーの美味しさを保つ効果があります。

またチャック付き袋は、ある程度の密閉や鮮度保持が可能なため、長期保存に適しています。

コーヒー袋 コーヒー豆

コーヒー豆のパッケージに表記すべき事項

コーヒー豆を販売するには、コーヒー豆を販売するたまえの袋に決められた表記をしなければなりません。
では次に、コーヒー豆のパッケージに表記すべき事項についてみていきましょう。

「コーヒー飲料等の表示に関する公正競争規約」及び同施行規則によって、コーヒー豆のパッケージに記載しなければならない項目が以下の通り、定められています。

① 内容量 「コーヒー」「コーヒー飲料」などの表示です。
「カフェインレスコーヒー」であればそれも記載します。
② 原材料名 コーヒーの場合は常に「コーヒー」と記載します。
カフェインを90%以上除去したものについては「カフェインレスコーヒー」と記載します。
添加物があればこの欄に記載し、原産地名は原材料名の後に(○○)と記載します。
③  内容量 重量(キログラム/グラム)、体積(ミリリットル/リットル)いずれかを記載します。
④ 賞味期限 2022.12.31/2022年12月などと記載します。
賞味期限が3か月を超える場合は、月まで表示すればよいとされています。
⑤ 保存方法 「保存温度〇度以下」「直射日光を避けて常温で保存」などの注意事項を記載します。
⑥ 使用方法 希釈する商品の場合は、商品名の近くに希釈用であることを明記し「〇倍希釈」と具体的な数字を記載します。
⑦ 原産国名 輸入品の場合は原産国名を記載します。
⑧ 事業者の氏名(名称・住所) 表示内容に関する責任の所在を記載します。

まとめ

この記事では、コーヒー豆の特性や、コーヒー豆の販売に適した袋について考察しました。

焙煎やドリップ次第で様々な風味を楽しめるコーヒーは、鮮度が命です。コーヒー豆の鮮度を保ってお客様にお届けできるよう、ベストなコーヒー袋を選択しましょう。

デリシャスフードパッケージでは、価格や機能など、様々なニーズに合ったコーヒー袋をご用意しております。ご興味のある方は、ぜひ弊社のコトパッケージアドバイザーお問い合わせください。

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