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ゴミ袋が値上がり!レジ袋有料化のその後

ゴミ袋が値上がり!レジ袋有料化のその後

2020年7月に小売店の「レジ袋有料化」が義務付けられてから、約2年が経ちました。
そしてそれがきっかけとなり、レジ袋の購入を控えエコバックを利用する人が多くなりました。

ですが多くの人が使用済みのレジ袋をゴミ袋として再利用していたので、レジ袋有料化によるレジ袋辞退によって今度はゴミ袋を買う必要が生じてきました。

現在この“ごみ袋”の値上がりが問題となっているのをご存じですか?
ゴミ袋一枚の値段がレジ袋とさほど変わらなければ、あまり気にならないかもしれません。しかし2020年7月のレジ袋有料化以降ゴミ袋の値上がりは続いています。
しかも今年2022年にはロシアのウクライナ侵攻によって更に値上がりしているのです。

そのため、買い物の際にレジ袋を買うという選択をする人も増えているようです。
一方、レジ袋を製造している会社にとっても、レジ袋の有料化は死活問題となっています。

このようにレジ袋の有料化は、一般消費者にも企業にも様々な影響を及ぼしているということが分かります。

この記事では、まずレジ袋有料化の成果やポリ袋の価格の現状について考察したいと思います。
そして、飲食店経営者の方々に向けて、高騰する消耗品費の対策についてご提案したいと思います。

〇レジ袋有料化

レジ袋有料化とは「プラスチックゴミを削減して、地球温暖化の原因となるCO2を抑制する」という世界的な流れを受けた施策の一つです。
環境省が令和元年5月に発表した「プラスチック資源循環戦略」の中で、2030年までに、使い捨てプラスチックを25%削減することなどが目標として設定されました。
その中で、小売店におけるレジ袋有料化の義務化も明文化されました。

とはいえ、日本においてのプラスチックゴミに占めるレジ袋の割合は実際には2%程度しかありません。
ですのでレジ袋の削減が地球環境に大きく影響するというわけではありません。

ではなぜ日本においてレジ袋が削減の対象に選ばれたのでしょうか。
それは、レジ袋は日常生活で、誰でも利用してきたものだからです。そしてレジ袋であれば、エコバッグやエコバスケットなどの代替品が容易に手に入ります。
そうした理由から、使い捨てのプラスチック消費や排出について見直す「きっかけ」づくりを狙いにしたレジ袋有料化が施行されたのです。

プラスチック資源循環戦略
「プラスチック資源循環戦略」出典:circulation of plastic resources

●レジ袋の使用量は実際に減っているのか

ポリ袋

エコ意識の高い読者の方は、日常生活でレジ袋の購入を控えつつも「レジ袋の使用量は実際に減っているのか」と気になっているかもしれません。
実際、レジ袋が有料化された2020年からどの程度レジ袋の使用量が減っているのでしょうか。

レジ袋有料化から約1年後の2021年に、レジ袋の辞退率が調査されました。それによると、コンビニ大手3社(セブンイレブン・ファミリーマート・ローソン)のレジ袋辞退率は75%前後とのことです。
ファミリーマートの試算によると、この高い辞退率が続くなら、年間およそ23億枚のレジ袋の削減が見込まれるとのことです。
さらにコンビニだけではなくスーパーや百貨店でも、レジ袋有料化以降、辞退率は急上昇しているとの調査結果になりました。

このように、小売店におけるレジ袋の使用量は実際に多く減っていますが、一方で新たな問題も浮上してきました。

これまで多くの消費者は、小売店で無料配布されていたレジ袋を、ゴミ袋として利用してきました。しかしレジ袋有料化に伴い、エコバッグに切り替えたことでゴミ袋が不足するようになりました。その結果、レジ袋サイズのポリ袋を購入してゴミ袋に利用する人が増えています。こうして小売店におけるレジ袋の使用量が減る一方で、一部の100円ショップやホームセンターでのレジ袋サイズのポリ袋の売れ行きは、レジ袋有料化以前に比較して約2倍になっているとのことです。

ここで一つ矛盾が生まれていることにお気づきですか?
レジ袋有料化の真の目標は「プラスチックの排出を削減する」というものですが、現状は目標を達成するどころかポリ袋の売れ行きが伸びたことでプラスチックの排出が増加してしまっているのです。

〇レジ袋有料化によるレジ袋製造業者への影響

ここからは、視点を消費者から生産者に移してみましょう。
レジ袋の製造業者は、レジ袋有料化からどのような影響を受けているでしょうか。
従来のレジ袋の売り上げが減少した分は、生分解性プラスチックバイオプラスチックを使用したレジ袋を開発して対応している企業もあります。
何故ならばこれらの素材は環境にやさしいため、有料化以降も無料で配布できるという規定があるからです。とはいえ業態の転換は容易ではなく、業界の大半は中小企業であるため、従業員のリストラや赤字に苦しむ業者が多いのが現状です。

●原油価格の高騰でポリ袋・ゴミ袋も値上がり

ナフサ 原油
ナフサ
出典:JEJ アフテージ

2022年は、食料品や電気料金など、各方面で値上げラッシュの年となりました。値上げ品目の中にはポリ袋・ゴミ袋も含まれています。なぜポリ袋・ゴミ袋まで値上げの対象となったのでしょうか。それはポリ袋やゴミ袋の原料になっているのが、原油を原料とする「ナフサ」だからです。昨今の原油価格の高騰によりナフサの価格も高騰し、ナフサを原料とする様々な製品が値上がりしているのです。ナフサを原料とする製品の例として、ポリ袋・ゴミ袋の他にペットボトル、発泡スチロール、意外なものとして、消毒液もあります。また医療現場や食品工場などで多用されるニトリル手袋も、ナフサが原料となっています。

〇ポリ袋・ゴミ袋の値上がりが飲食店へもたらす影響

ここからは、ポリ袋・ゴミ袋の値上がりが飲食店へもたらす影響について考察してみましょう。
エコバック使用率の上昇に伴い、ゴミ袋としてポリ袋を購入する人が増えていることは先程も触れましたが、それにより家庭で使用するゴミ袋であれば週に数枚で済むかもしれません。
しかし飲食店などの店舗では、1日の使用枚数が多く、家庭での使用枚数とは比べ物になりません。
ポリ袋・ゴミ袋が値上がりすると消耗品費は高くなり、それが利益を圧迫する事態になります。

原油価格高騰の影響が及ぶ製品は、ポリ袋・ゴミ袋だけではありません。食品用包装容器やカトラリー類、テイクアウトバッグなど、飲食店で使用するあらゆるプラスチック製品に影響が及びます。
このように、飲食店にとってのさまざまな必需品が値上がりしている中、少しでも消耗品費を抑えるにはどうすればよいのでしょうか。
オススメな手段の一つとして、「従来の購入先を見直し、より低価格の業者を検討する」という方法があります。更に、「複数店舗で消耗品を共同購入する」という方法もあります。
大量購入することで低価格での購入が可能となり、店舗相互にメリットがあるのです。
このような方法を活用すれば、消耗品の価格高騰に対処できるでしょう。

まとめ

ここまでを通して、レジ袋有料化の成果やポリ袋の価格の現状について知ることが出来たかと思われます。
提案させていただいた、高騰する消耗品費の対策も、お役に立てれば嬉しいです。

デリシャスフードパッケージは、食品容器の総合商社です。様々なメーカーの中から、お客様のご使用方法や数量、ご予算に合った商品をご提案させていただいております。ポリ袋・ゴミ袋その他、消耗品に係る経費削減をご検討中の飲食店経営者の方々は、是非弊社までご相談ください。

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