Contents
飲食店のテイクアウト
近年飲食業界で拡大していた中食市場、つまりテイクアウトが今さらに売上を伸ばしています。
特に飲食店のテイクアウトはスーパーやコンビニの弁当や総菜と違い、「出来立て」や「手作り」を感じることができ、感染症を気にして外食を控える人にとっての新たな楽しみにもなっているのです。
一方飲食店の側も、客席を増やさずに客数を増やすことができるテイクアウトは売上を伸ばすチャンスと言えます。
しかしただテイクアウトを始めただけでお客様が来てくれるわけではありません。
飲食店がこのチャンスを生かして集客するためにはどんな方法があるのでしょうか。
この記事では、飲食店経営の人がテイクアウト営業を始める時に参考になる集客方法について取り上げます。
テイクアウトを始めるにあたって集客の重要性
集客のためにはまず、お店を知ってもらい、興味を持ってもらうことが必要です。
お店の存在を知らなくてはテイクアウトの候補にも入れてもらえません。
そのためには「こんなテイクアウトを買えるお店がここにあるります」ということを知らせる広告が必要です。
以前は口コミやフリーペーパーなどで飲食店を探していましたが、今は探し方も大きく変化しています。
ではお客様はどんな方法で飲食店を探しているのでしょうか?
飲食店情報の検索に関するアンケート調査(第11回)(マイボイスコム株式会社)によると、飲食店情報を調べる際にパソコンやスマートフォンのインターネットサイトを使うと回答した人は、フリーペーパーやグルメ雑誌などの紙媒体を使う人の5倍となっています。
このことから、飲食店が効果的な集客を行うのに、今はインターネットを通じた情報の発信が重要であることが分かります。
方法その①:グルメサイトを利用した集客
インターネットを通じた情報発信の手段として有名なのが、グルメサイトです。
地域にもよりますが、大都市圏では、「食べログ」や「ぐるなび」、また大都市近郊では「ホットペッパーグルメ」や「グルメウォーカー」もよく利用されています。
グルメサイトは、お客様にとってはエリア、ジャンルから検索して予約までできる便利なサイトですが、飲食店の掲載数が多いので自分のお店の情報は埋もれてしまいがちです。
より多くの人に見て興味を持ってもらうには、お店やメニューの写真、口コミなどを掲載する必要がありますが、こうしたサービスを利用するにはかなりのコストがかかり、中にはお店にとってはマイナスの口コミが書き込まれそれが後々まで影響を残すこともあります。
メリットもあればデメリットもあるということですね。
そこでおすすめなのが、お店独自のホームページで集客をするという方法です
方法その②:お店独自のホームページ
ではお店独自のホームページを持つことにはどんなメリットがあるのでしょうか。
自前のホームページはネットの中にある、自分のお店専用の看板ということができます。
自分お店専用の看板なので、お店の雰囲気やおすすめのメニューなどを存分に宣伝することができます。
優良なウェブサイトはお店の営業マンのような役割を果たし、効果的な集客につながります。
また、後程紹介しますが、SNSやブログを使った集客でも、お店独自のホームページは重要です。
でもお店のホームページを作るのはコストがかなりかかるのではないか?という声がよくあります。
確かに以前はホームページ作成はかなり費用がかかりましたが、最近ではもっと低コストで優良なホームページを作成できるようになっています。
例えば「WordPress」(ワードプレス)というブログサービスは、初心者でもインストールが簡単で、記事の更新が簡単なのでおおすすめです。
「WordPress」(ワードプレス)は様々な方法でSEOに強いサイトにしていくことができるので、集客に向いているサービスといえます。
集客できるホームページにするためには?
必ず必要な情報は、店名や住所、電話番号、地図やアクセス方法、営業時間などの基本情報です。
次いで必要なのが、お店の写真やメニューの写真です。
せっかく写真を用意するなら、お客様が来店したくなるようなキレイな写真を用意しましょう。
カメラができなくてもスマホなどで撮ることができるので今は便利になりましたね。
それから、お店のコンセプトやおすすめのメニュー、こだわりのポイントなどを伝える記事を書きます。
記事をより多くの人に読んでもらうにはSEOを考えて書く必要があります。
記事をどんな人に読んでほしいかを考えて強調するキーワードを選定し、そのキーワードをタイトルや記事に入れ込んでいきます。しかしただキーワードを多用するのではなく、キーワードを中心に充実した記事を書き必要があります。
このWebサイトも「WordPress」(ワードプレス)を使って作成しています。「WordPress」(ワードプレス)を活用した集客について詳しくお知りになりたい方はこちらからお問い合わせください。
でも、ゆくゆくは自分のお店のホームページを作りたいが今はそこまで手が回らない!というお店の方はどうすれば良いのでしょうか?!
そんな方はSNSを活用することができます。
方法その③:SNSの活用
グルメサイトはクーポンを探すことを目的に見る人も多いのに対して、若い世代を中心に自分のフィーリングに合うお店探しをする人が見ているのがSNSです。
SNS世代多くは、Yahoo!やGoogleなどを検索するのと同じようにSNS内を検索し、お店や料理の写真、そのお店に行った人の投稿などをチェックしてお店を決めていくという使い方をする人が多いようです。
ですから集客する際に重要なのが「インスタ映え」という言葉で表される、魅力的な写真です。
そして複数のハッシュタグをつけたり、位置情報を設定することによってお客様にとってより探しやすくなり、結果的に集客につながります。
またSNSは時間の経過とともに情報がどんどん埋もれていくので、より多くの人に見てもらうには頻繁に情報を更新していくことが大切です。
SNSでお店に興味を持った人がさらに情報を得たい場合、そのお店のホームページがあればより多くの情報を得て来店のきっかけになるので、やはり最終的にはお店のホームページを持つことを目指していきましょう。
方法その④:テイクアウトの事前注文アプリを活用
都市部が中心になりますが、スマホでテイクアウトを注文し待ち時間なしで受け取れる、事前注文アプリがあります。
テイクアウトの事前注文アプリは、注文から会計までスマホで完結するので、お店では商品の受け渡しをするだけという、お客さまにもお店にとっても便利なアプリです。
テイクアウトの事前注文アプリは、ほとんどが月額固定費不要で、売上に応じて手数料を支払いシステムになっています。
ですから費用をかけずにアプリを通じて集客をすることができ、登録店舗や利用者が多いアプリならその分お店の認知度もアップします。
ではテイクアウトの事前注文アプリにはどんな種類があるのでしょうか?
たくさんある中の3つを紹介します。
食べログテイクアウト | レストラン検索・予約サイト「食べログ」が提供するテイクアウトアプリ。 2020年4月現在、約19,000店のテイクアウト情報が掲載されています。 詳細はこちら |
---|---|
menu(メニュー) | 以前の「テイクアウトナビ」がサービス譲渡して現在menu株式会社が運営しているアプリ。 2022年3月まで初期設定費、サービス利用料、カード手数料が無料となっています。 詳細はこちら |
楽天リアルタイムテイクアウト | 楽天IDを利用して事前に注文・決済を完了するアプリです。 楽天IDで決済するので、楽天スーパーポイントがたまります。 2020年10月31日まで、初期費用や月額利用料などが無料になるキャンペーンを実施中。 詳細はこちら |
まとめ
飲食店がテイクアウトで売上アップを目指すには、効果的な集客が欠かせません。
最終的にはお店独自のホームページを持つことを目指しつつ、アプリやSNSなどの外部のサービスを利用して集客を図っていきましょう。
低コストで魅力的なホームページを作成する方法についてお考えの方は、是非デリシャスフードパッケージまでお問合せください。