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“ふわふわ”食感のかき氷が大流行!?|かき氷にピッタリな容器もご紹介!

“ふわふわ”食感のかき氷が大流行!?|かき氷にピッタリな容器もご紹介!

かき氷は夏の風物詩!|絶対欠かせない定番スイーツ

「暑い!暑すぎる!」

ジリジリとした強い日差しで火照った体を冷やした~い!という時にもってこいなのが・・・

そうです。かき氷です!

ひとくち口に含むだけで体をみるみる内にひんやり涼しくしてくれるかき氷は、夏に絶対欠かせない定番スイーツです。

かき氷といえば夏祭りや花火大会の時だけ町中に現れる屋台に並んだ情景、そして色とりどりのシロップやシャリシャリとした食感が思い浮かびますが、

今となってそのようなかき氷は「昔ながら」「レトロ」というような言葉で一括りにされています。

実際に現代では、シロップのかかったかき氷やシャリシャリとした食感のかき氷を取り扱っているお店は年々少なくなっているんです。

その一方巷では、凍らせたジュースを削ったものやクリームやフルーツがたっぷり乗っかったものなど、インスタ映え抜群の見た目をしたかき氷が“話題のスイーツ“として次々と登場しています。

そしてなんといっても、昔ながらのかき氷には見られなかった、現代のかき氷に共通する最大の特徴は、“ふわふわ”食感です!

では、現代において“ふわふわ”食感のかき氷が主流になっているのは何故なのでしょうか?

かき氷の定義や歴史等を踏まえながら、

今回は、“ふわふわ”食感のかき氷が主流になっている理由を含む「かき氷」の全てを徹底説明致します!

また最後にはかき氷を取り扱っている事業の皆さんに向けて、

かき氷にピッタリな容器の選び方や、当社(木村容器株式会社)で取り扱っている実際の商品もご紹介していますので、

是非参考にしていただければと思います。

かき氷とはなんですか?

かき氷とは一般的に、氷を細かく削ったものまたは砕いたものにシロップなどの甘味のあるものを加えた氷菓のことをかき氷といいます。

またほとんどのかき氷は、かき氷機(正式名称:氷削機)を使ってお皿に盛りつけているものを意味しています。

白くま
出典:セブンイレブン

ところで皆さんは、「しろくま」を知っていますか?

北極圏に生息し、今や絶滅危惧種となっている真っ白な熊・・・ではなく、かき氷「しろくま」です。

山盛りのかき氷にフルーツなどがトッピングされていて、甘い練乳がたっぷりかかった九州名物のスイーツ。

それがかき氷「しろくま」なんです!

九州の中でも特に鹿児島県では、市内の多くのお店で提供されているかき氷「しろくま」ですが、

その中でも、かき氷「しろくま」の発祥地として有名なのが「天文館むじゃき」というお店です。

「天文館むじゃき」では、戦後間もない昭和22年に弊社創始者”久保武”によってかき氷「しろくま」が考案され、昭和24年に販売開始されましたが、

当時は白蜜や赤蜜をかけたみぞれ、蜜かけのようなシンプルなかき氷でした。

とはいえかき氷「しろくま」は時を経て改良が続いた結果、

1972年には丸永製菓から「白くま」という名称で発売が開始されました。

そして今では市販品としてコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどで誰しも一度は見たことのあるだろう有名なスイーツとなっています。

しかしここで1つ疑問が生まれます。

「市販品として売られている「白くま」は本当にかき氷の部類なのだろうか?」という疑問です。

なぜならほとんどのかき氷は、かき氷機(正式名称:氷削機)を使って「お皿に盛りつけているもの」を意味しているからです。

実際、市販品として売られている「白くま」に書かれた商品表示ラベルを見てみると、中には「氷菓」と書かれていないもの、つまり「かき氷」の部類ではないものがあるのです。

同じ「白くま」でも、かき氷とそうでないものがあるのは何か理由があるのでしょうか。

では、かき氷の定義とはいったい何なのでしょうか?

かき氷の定義

かき氷の定義を知るために、まずは市販品としてアイスコーナーに売られている商品に書かれている「商品表示ラベル」の内の、

種類別という項目。つまりアイスの「種類」を理解する必要があります。

ではまず下の図をご覧ください。

アイスクリーム 乳固形分が15%以上、うち乳脂肪分が8%以上のもの。
アイスミルク 乳固形分が10%以上、うち乳脂肪分が3%以上のもの。
ラクトアイス 乳固形分3%以上、うち乳脂肪は含まれていないもの。
植物脂が使われている場合がある。
氷菓 上記以外のもの。
乳固形分がほとんど含まれていない。

先程、同じ「白くま」でも、かき氷つまり「氷菓」とそうでないものがあるということをお話しましたが、特に多いのが「ラクトアイス」です。

そして図を見ても分かるように、「ラクトアイス」に含まれている乳固形分は僅かの3%~9%です。

ですから乳固形分がほとんど含まれていない「氷菓」との違いは僅かな乳固形分の差にあるということが分かりました。

つまり、かき氷の定義「乳固形分がほとんど含まれていないこと」だと言えます。

ですが現代では乳固形分が含まれていない水やジュースではなく、乳固形分が含まれたミルク等をかき氷にしているものが増えていますから、

かき氷の定義は時代と共に変化を続けているのかもしれませんね。

かき氷の「かき」の由来は何ですか?

かき子

ねえ氷じいじ、
かき氷の「かき」って、何が由来なの?
夏によく食べるから「夏季」・・・?

氷じいじ

かき子、かき氷の「かき」と「夏季」は一切関係ないんじゃよ。
かき氷の「かき」は、「欠き」が由来じゃ!

かき子

え?!「欠き」?!
でもどうして・・・?

氷じいじ

それにはのぉ、かき氷の歴史が関係しているんじゃよ!

かき子のように、何気なく使われている「かき氷」という言葉に対して疑問を持ったことのある方は少なくないのではないでしょうか?

氷じいじが教えてくれたように、実は「かき氷」という言葉には、今に至るまでの長い歴史が関係しているんです!

では、今や春夏秋冬愛されているかき氷は今までどんな歴史をたどってきたのでしょうか?

かき氷の歴史

かき氷の歴史はとても古く、今から9つも前の時代、「平安時代」に始まりました。

平安時代に清少納言によって書かれた『枕草子』の第40段「あてなるもの」に、「けづりひ(削り氷)」という名でかき氷について書かれていたのです。

『枕草子』が書かれたのは西暦1001年頃ですので、なんとかき氷は1000年以上も昔から食べられていることになります。

ですが当時かき氷を食べることの出来たのは、貴族だけに限られていました。

何故ならば平安時代にはまだ冷蔵庫や製氷機は無かったために、

①冬の間に天然の氷を切り出す。②洞窟の奥等に作った「氷室(ひむろ)」という貯蔵施設に保存する。③夏になったら氷を切りにいって都に運ぶ。

といった大変な作業が必要だったからです。

目的地に着く頃には氷は小さくなっていたと思われますし、それを更に手作業で削って食べるのですから、氷は当時の人々にとって超贅沢品だったのです。

しかし江戸時代の末期には、船を使って北国にある氷を大量に江戸へ運べるようになったので、氷が身近な存在になりました。

そして明治時代になると全国各地に製氷所ができ、氷を売る「氷屋」が増えました。

その結果、氷がお店や一般家庭でも簡単に手に入るようになったので、気軽に氷を食べられるになりました。

ですが当時はまだかき氷機(正式名称:氷削機)は無かったので、口に含めるサイズに砕いた氷の「欠ら」を食べていました。

そしてこれが、かき氷の由来となっているのです。欠いて食べることから「ぶっ欠き氷」と呼ばれるようになり、それが「欠き氷」

今の「かき氷」に変化したのです。

つまり当時の「かき氷」はかき氷機(正式名称:氷削機)で削られたものではなく、砕かれたものとして人々に認識されていました。

そのため、1862年の夏横浜の馬車道通りに日本初オープンしたかき氷屋さんは、砕いた氷を水に入れた「氷水」を販売し爆発的に売れたそうです。

それから25年後の1887年には村上半三郎によってかき氷機(正式名称:氷削機)が発明されました。

「東京芸者の一日」という名の1891年刊の画集には氷水店(今でいうかき氷屋)で涼しんでいる女性が描かれたことからも分かるように、

この頃には既にかき氷屋がおしゃれスポットとして人々に愛されていました。

現代ではかき氷専門店のおしゃれスポットが年々増加しています。

そう考えると、おしゃれスポットとしてかき氷専門店が人々に認識されるようになったのはインスタグラムがリリースされるよりも100年以上前ということが分かります。

かき氷は本当に古くから愛されていたんですね。

★“ふわふわ”食感のかき氷が主流になっている2つの理由

かき氷専門店はインスタグラムがリリースされる100年以上も前からおしゃれスポットとして古くから愛されているということがわかりました。

ですが、現代に至るまで愛されてきたかき氷と違い、現代のかき氷には“ふわふわ”食感という大きな特徴があります。

そして今ではその“ふわふわ”食感が主流となっています。

では“ふわふわ”食感のかき氷が主流になっている理由は何なのでしょうか?

2つの理由に分けてご説明します!

理由①:氷の種類|頭がキーンとしない!?

頭痛
「頭キーン!」

“ふわふわ”食感のかき氷が主流になっている理由、つまり“ふわふわ”食感のかき氷が春夏秋冬愛されている理由の1つ目は、「氷の種類」です。

何故ならば、“ふわふわ”食感のかき氷になるには“天然氷”を使うことが絶対条件だからです!

実は、“ふわふわ”食感には「氷の硬さ」が大きく関係しています。

冷凍庫や製氷機で作る氷は、短時間で気軽に出来る分溶けやすくマイナス15℃前後で溶けてしまいますが、

それに比べ天然氷は自然の力で時間をかけて作られる分溶けにくくマイナス5℃前後でもしっかりと氷の状態です。

そのため氷が硬い分、つまり氷の硬さを長く維持できる分、削る際にしっかりと薄くなります。

その薄さがふわふわ食感を生み出しているのです。

例えで考えるのならば鰹節が一番分かりやすいでしょう。

薄くてふわふわな鰹節も、元は120日ほどの過程でカチカチに乾燥した鰹です。

硬さが不十分だと削る前に形が崩れてしまいますが、しっかりと硬さがあれば、刃物で薄く削ることが出来るのです。

薄く削られた鰹節が、口の中でふわっと溶けるように、硬い天然氷が薄く削られたものが、“ふわふわ食感”を生み出しています。

また、天然氷の凄さは“ふわふわ”食感を生み出していることだけではありません。

かき氷を食べた時に突如襲ってくる「キーン!」とする頭の痛みも、天然氷で出来たかき氷なら感じないんです!/span>

そもそもどうしてかき氷を食べると頭がキーンとするのでしょうか?

それは冷たさによる喉への刺激が大きく関係しているからです。

冷凍庫や製氷機で作る氷と天然氷には、約10度もの差がありますが、

当然、温度の低い天然氷の方が冷たさによる喉への刺激は減ります。

つまり、冷たさによる喉への刺激が減ると脳へ刺激が伝わりにくいため、頭がキーンとしないのです。

冷凍庫や製氷機で作る氷のかき氷よりも天然氷のかき氷の方が温度が低く体が冷えにくいですし、頭がキーンとすることもないうえにふわふわな食感を楽しむことが出来ます。

ですので「氷の種類」は、“ふわふわ”食感のかき氷が春夏秋冬愛されている理由、つまり“ふわふわ”食感のかき氷が主流になっている理由の1つと言えます。

理由②:かき氷ブーム|今年で4回目!?

かき氷 
『阿左美冷蔵』のかき氷 出典:じゃらんニュース

“ふわふわ”食感のかき氷が主流になっている理由の2つ目は「かき氷ブーム」です。

巷では今年の夏もかき氷ブームが到来していると言われていますが、実は日本でかき氷ブームが到来するのは今年でおおよそ4回目なんです!

ではまず、今までのかき氷ブームを簡単に振り返ってみましょう。

日本で1回目のかき氷ブームが到来したとされているのは、なんと今から約30年も前、1990年代の時でした。

その火付け役となったかき氷を販売したのが、埼玉県秩父郡の『阿左美冷蔵』そして栃木県日光市の『松月氷室』だと言われています。

氷が当たり前のように普及している今の時代でも、天然氷の蔵元は日本にわずか7軒しかありません。

そのうちの2つである『阿左美冷蔵』と『松月氷室』がかき氷を販売しだしたのがきっかけとなったのです。

“ふわふわ”食感のかき氷が主流になっている理由の1つ目で「氷の種類」と述べたように、天然氷のかき氷の“ふわふわ食感”は格別です。

そのため、今までのシャリシャリ感とは全く別の“ふわふわ食感”に人々は瞬く間に魅了されました。

そして2回目のかき氷ブームが到来したとされているのは、2016年の時でした。

2010年、韓国の釜山でオープンした「ソルビン」という名のかき氷専門店が大きなブームを引き起こしたのです。

雪のようにサラサラで口に入れた瞬間優しく溶けるミルクかき氷が韓国の若者を中心に大ヒットし中国やタイへの出店もされた後、

2016年に原宿で「ソルビン」が日本初上陸されました。

当時日本では空前の韓国ブームの真っ最中でしたので、瞬く間に行列が出来るほど人気になりました。

それから3回目のかき氷ブームが到来したとされているのは、2019年の時、

「フルーツ」「山盛り」といった2大ワードが特徴的なかき氷が流行しました。

栃木県にある「寿氷 世界一を目指すかき氷」では「生で食べるよりもかき氷で食べたほうがおいしい」果物だけを厳選したかき氷を販売されていたり、

岡山県にある「おまち堂&FRUTAS」では新鮮な季節のフルーツを山盛りにトッピングしたかき氷が販売されていました。

そして今年2022年に、4回目のかき氷ブームが到来しています。

今年のかき氷は特に「今までのかき氷の常識を覆す」そんなかき氷が沢山登場しているんです!

例えば、東京都吉祥寺にあるcafe Lumiereの、“燃える”かき氷や、東京都渋谷区にあるセバスチャンの、“ホールケーキ型”かき氷等です。

名前を聞くだけでも、確かにかき氷の常識を覆しているのが伝わってきます。

このように、かき氷は時代と共に、そしてブームを重ねるごとに、変化しています。

ですが、唯一変化していないのは、“ふわふわ食感”です。

かき氷ブームが始まったきっかけは“ふわふわ食感”といっても過言ではありませんし、それはかき氷ブームが4回目になる2022年に至るまでずっと変わっていません。

ですから、“ふわふわ”食感のかき氷が主流になっている理由の2つ目の理由は「かき氷ブーム」だといえます。

コロナ禍とエコ意識で変化するかき氷専門店

空前のかき氷ブームを通して“ふわふわ食感”は変わることなく愛されていますが、かき氷専門店のお店の形態や食品容器は変化を続けています。

では、かき氷専門店のお店の形態や食品容器に変化をもたらしているものは何なのでしょうか?それは2つあります。

1つはコロナ禍です。

日本において2020年1月15日にコロナウイルスの感染者が確認されてから今に至るまでコロナウイルスは変わらず様々な影響を引き起こしています。

特に大きく変わったのは飲食店に対する人々の意識です。

人が密集する店内での飲食を控えて、換気の良い外で食事をする人が増えました。

そのため、ここ最近ではかき氷専門店でも、テイクアウトOKまたは専門のお店やキッチンカー等、人との接触が少ない飲食店が増えたのです。

ですがここで問題なのが、テイクアウトする場合は店内で食べるのとは違ってお皿やカトラリーのゴミが増えるということです。

このことが2つ目に大きく関わってきます。

お店の形態や食品容器に変化をもたらしているものの2つ目は、エコ意識です。

ここ数年、地球温暖化の対策や海洋プラスチックごみ問題の解決の為にプラスチック資源循環促進法を通して世界中で「脱プラスチック」の取り組みが行われています。

それに伴い消費者のエコ意識が高まっていることがかき氷専門店にも影響を与えているのです。

お祭りや屋台などで使われているかき氷の容器を思い出してみてください。

それらは全て、地球に悪影響を与える“プラスチック”の容器がほとんどなのではないでしょうか?

では、コロナ禍においてテイクアウトやキッチンカー等での販売が増えたかき氷専門店、

そして消費者のエコ意識に寄り添った、かき氷にピッタリな容器を上手に選ぶにはどうしたら良いでしょうか。

最後に、かき氷にピッタリな容器の上手な選び方、そして実際にかき氷にピッタリな容器をご紹介します!

かき氷にピッタリな【容器の上手な選び方】

かき氷にピッタリな容器を選ぶには、耐久性が強く耐水加工がされた容器を選ぶことが大切です。

なぜならば、かき氷は冷たいので容器に結露が出やすく、その水分が容器の耐久性を弱めてしまうからです。

またかき氷を食べるのには容器だけではなく、カトラリーが必要です。

かき氷にピッタリなカトラリーを選ぶには、販売するかき氷の特徴にふさわしいものを選ぶ必要があります。

例えばおおぶりなフルーツが乗ったものの場合、スプーンだけでは不便ですのでフォークの役割も果たすカトラリーを、

また溶けやすく水分の多いものの場合、飲むこともできるストローの役割も付いたカトラリーを選ぶことが出来るかもしれません。

とはいえかき氷の特徴に限らずすべてのかき氷に共通するのは、“エコ意識”の面で考えた容器です。

“エコ意識”の面で考えた容器を選ぶことは、消費者に対して“エコ意識”の高い企業であることをアピールすることにも繋がります。

では、“エコ意識”の高い容器とはどのようなものでしょうか?

それは、紙製又は木製のものです。紙製容器、木製容器に関する情報はこちらのコンテンツをご覧ください。

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また、容器にお店の名前やオリジナルのロゴ等を入れるのもお勧めです。

何故なら、テイクアウトやキッチンカーでかき氷を購入した方が外で食べている時、お店オリジナルの容器が歩く広告となってくれるからです。

では実際に、これらの容器に当てはまる商品をご紹介します。

皆様の企業にピッタリな容器探しの手助けになれればうれしく思います。

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