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知って得する! ウレタンマスクのウイルス防御効果

2020年までの日本でマスクは、花粉症対策でつけるものでした。
ですから花粉症でない人は、マスクをするとしても防寒対策で冬に、目がムズムズしだしたら花粉症予防で春頃だけマスクをするものだったのです。
勿論、夏の暑い時期にマスクをすることなど論外です。

しかしそんな日本の日常も、2020年の3月以降変わってきたのです。
新型コロナウイルス(Covid-19)の感染拡大によりマスクを装着するということがルーチン化している日々が続いています。
今やマスクはしてもしなくても良いものではありません。
マスクをしなければ極端な話し、命にも関わることと認識されつつあるのです。

2020年3-4月当初不足していた不織布マスクも今では潤沢に在庫するようになりました。
あの記憶に新しいマスク騒動はなんだったのでしょうか。
今やその不織布マスクもオシャレが楽しめるようになり、カラーや素材、機能なども選べるようになったのです。

しかしながら一口にマスクといっても、その性能は種類(素材)ごとに大きく異なります。
前述したように「不織布マスク」「布マスク」「ウレタンマスク」、最近ではハイブリッドマスクなどというものもできており、マスクの種類はさまざまです。

しかしそのマスクごとに新型コロナウイルス(Covid-19)の防御機能は大きく違うことは、パンデミックから1年以上経過した今でも十分に、正確に知られているとはいえません。

※それぞれの種類ごとのマスクの性能については用途に合わせたマスクの選び方をご覧ください。

そうです。
マスクの装着の有無が命にかかわるということが認識されつつある今であったとしても、選択するマスクの種類によっては新型コロナウイルス(Covid-19)への感染リスクが高くなるといいうことが正確に知られていないのです。

このコンテンツのそのマスクの種類の中のウレタンマスクについて特集してみたいと思います。

ウレタンマスクはいつ頃登場しましたか?

ウレタンマスクがこの日本で発売されたのはいつくらいなのでしょうか。
いろいろと調べたのですが、はっきりとは分かりませんでした。

しかし日本におけるマスクの歴史を紐解いてみると、その時期はおおよそ想像できます。

では日本においてマスクが普及していったのはいつ頃なのでしょうか。
それはこの日本で花粉症対策が問題となってきた1980年代からです。
その頃にそれ以前には洗って繰り返し使っていたガーゼマスクから不織布マスクに変わっていったのです。

そしてその不織布マスクが使い捨てになり身近なものとなってきたのが2000年代に入ってからです。
2001年に不織布マスクが発売され、その後2003年に立体型で顔にフィットする不織布マスクがヒットしました。
徐々にただマスクをするというのではなく、マスクにファッション性が求められるようになっていったのです。

そして日本における不織布マスクの転換点となる出来事が生じました。
それは2009年の新型インフルエンザで、そのときWHOが新型インフルエンザのパンデミック宣言したのです。
幸いにして、2009年の新型インフルエンザは強毒型ではなく、たとえ感染したとしても患者の多くは軽症で済みました。
さらにスペイン風邪の時に比べて比較にならない程の医療技術の進歩もあり、スペイン風邪(スペインインフルエンザ)のような被害は生じなかったのですが、この日本においてはその頃よりマスク姿が日常風景となっていったのです。

その後、マスクに色つきのマスクが求められるようになったり、普段でも装着しやすく、息がしやすいマスクが求められるようになり、当然のごとくそこに価格競争が生まれ、自然の流れとして、花粉症対策には十分なウレタンマスクが登場したと思われます。

ではそのウレタンマスクの新型コロナウイルス(Covid-19)に対する防御効果はどうなのでしょうか。

コロナウイルスの感染経路とマスクの役割

まずウレタンマスクの防御効果を考察する前に、新型コロナウイルス(Covid-19)の感染経路に関して簡単に考えてみたいと思います。

新型コロナウィルス感染症はどのような経路で感染するのでしょうか。
これは諸説あります。
しかしその感染経路として大きく分けると①飛沫感染 ②接触感染の2つであると言われています。

①飛沫感染とは感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒に新型コロナウイルス(Covid-19)のウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染することを飛沫感染と言います。

その飛沫感染を防ぐために、マスクを着用して飛沫を広げない、新型コロナウイルス(Covid-19)のウイルスを吸い込まないということが大切になります。
ですからマスクの機能としては、新型コロナウイルス(Covid-19)のウイルスを通さないということが必須になってきます。

②接触感染とは感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れると新型コロナウイルス(Covid-19)のウイルスがつきます。
そして他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ることにより粘膜から感染することを接触感染といいます。

その接触感染を防ぐために、アルコール消毒や手洗いなどによる予防がされています。
ですからここで必要なのは新型コロナウイルス(Covid-19)のウイルスを殺菌できるアルコール濃度を持つ消毒液で予防しなければならないということが必須となってきます。

ではこのような感染経路からマスクの役割を考えると、ウレタンマスクはその役割を果たしていると言えるのでしょうか?

次はそのことを考えていきたいと思います。

飛沫とマイクロ飛沫の違いとは

飛沫の飛距離
出典:飛沫はどこまで飛ぶ? 感染防ぐ専門家の見解は

ときおり、飛沫とマイクロ飛沫という言葉をニュースで聞くことがあります。
それはどのような違いがあるのでしょうか。

飛沫の飛距離について、左のような資料がありました。

飛沫とは、直径5μm以上の粒子のことです。
飛沫は水分を含んで重さがあるので、マイクロ飛沫に比べ早く地面に落下します。
くしゃみの飛沫は5mほどとぶこともありますが、会話で飛沫は1m程度しか飛ばないので、新型コロナウイルス(Covid-19)に感染しないためにはソーシャルディスタンスを守ることで感染予防となります。
※マイクロメートル(micrometre, 記号µm)は国際単位系 (SI) の長さの単位である。 1 マイクロメートルは0.001 ミリメートルに等しい

マイクロ飛沫(微小粒子エアロゾル)とは、直接の飛沫より粒子が小さく軽いので、より広い範囲に飛び、長い時間空気中を漂います。
そのためマイクロ飛沫(微小粒子エアロゾル)にウィルスが含まれていると、吸い込んだ人が感染する可能性が直接の飛沫よりも高くなります。

その一方、広い屋外や風通しの良い屋内などでは、マイクロ飛沫(微小粒子エアロゾル)は風ですぐに飛ばされて拡散されてしまうため、適切な距離を保って適切なマスクをしていれば感染リスクが低くなります。

つまり飛沫感染には、通常飛沫といわれているものと、より細かい飛沫、マイクロ飛沫(微小粒子エアロゾル)といわれるものによる感染とがあることが分かります。

2021年夏に日本で蔓延した新型コロナウイルス(Covid-19)のデルタ(株)は、その飛沫やマイクロ飛沫(微小粒子エアロゾル)の中のウイルス包含量が初期の新型コロナウイルス(Covid-19)の何倍もあるため、感染する可能性が高いといわれています。

新型コロナウイルス(Covid-19)のように、潜伏期間が長く無症状の患者が多い感染症の場合、自分が感染している可能性に常に目を向けることや、自分を守るためだけではなく周りのためにマスクをするという意識が大切になってきます。

実験で明らかにされたウレタンマスクの感染予防効果

咳き込む男性

新型コロナウイルス(Covid-19)の感染経路である飛沫感染は、適切なマスクをしていれば防げるということを考えました。
ではウレタンマスクは新型コロナウイルス(Covid-19)の飛沫感染を防ぐ、適切なマスクなのでしょうか。

マスクを着用していれば、咳をしても飛沫を抑え遠くに飛沫が飛ばないため、頬と鼻の部分にマスクの隙間があっても、体積比では8割の飛沫を抑えられます。

理化学研究所が「富岳」を使用して行った、マスクの素材ごとの飛沫を防ぐ割合の実験では、平均的な成人が強めの咳を二回繰り返しした場合、不織布マスクは85%、布マスクは20-60%、ポリウレタンマスクは20-30%という割合で飛沫が外に漏れるのを防げるという結果となりました。
実験に関する詳細は不織布マスク、効果高く 世界一のスパコンが検証をご覧ください

ウレタンマスクは、20-30%もの飛沫を外に出してしまうのですね。

この実験は0.3~200マイクロメートルの飛沫を想定していますが、飛沫そのものは5.0㎛です。
では飛沫や飛沫核を防ぐという観点で5.0μm以下の粒子についてはどうでしょうか?

ウレタンマスクの恐ろしい事実

5.0μm以下の粒子の「吸い込み」について実験した西村秀一医師は、喘息の発作などの時使用する吸入薬を使用してミストを発生させ、各マスクの素材を通過する粒子の数を測定してマイクロ飛沫(微小粒子エアロゾル)の除去性能を調べました。

その結果、不織布マスクでは最も微小な0.3~0.5μmの粒子も90%除去できていました。
布(ガーゼ)マスクでは16.4%、そしてウレタンマスクでは0.9%のウイルス除去となっています。
なんと驚くことにウレタンマスクのウイルス除去率は1%以下ほぼ0という数字なのです。

この実験からすると、ウレタンマスクを使用している場合、通常の飛沫であっても1割程度しかウイルスの吸い込みを防ぐことができず、マイクロ飛沫(微小粒子エアロゾル)に関しては全く防御効果がないことになります。

つまりこの理化学研究所が「富岳」を使用して行った、マスクの素材ごとの飛沫を防ぐ割合の実験によって、布マスクやポリウレタンのマスクは、不織布マスクよりも新型コロナウイルス(Covid-19)の飛沫をブロックする性能がかなり劣っていることが分かったのです。

これは恐ろしいウレタンマスクの真実ですね。

では、ウレタンマスクはこの新型コロナウイルス(Covid-19)のパンデミックの中、絶対使わない方が良いということなのでしょうか?
次にそのことを考えていきたいと思います。

ウレタンマスクは絶対に使ってはいけないのか

肌荒れ 女の子

2021年4月日本政府は、前述のこれらの実験結果に加えて、感染リスクの高い変異株の感染拡大を受けて不織布マスクの使用の効果を改めて国民に示しました。

そのため、コロナ禍ではウレタンマスクを使用する人への風当たりが強くなっていると感じている人は多くいます。

しかし、ウレタンマスクはデメリットばかりではありません。
使用上のメリットはあります。
ウレタンマスクは不織布マスクよりも呼吸が楽で、肌荒れしにくい、洋服と合わせやすいなど様々なメリットがあります。
ですから現在でもウレタンマスクを使用している人がなかなか減らない状況にあるのです。

確かにウレタンマスクでも「マスクをしないよりはした方が良い」という意見が多くありますが、実際ウレタンマスクにはどれほどの効果があるのでしょうか。

感染しないさせない、というマスク本来の目的から考えて、ウレタンマスクでは感染症をどこまで防ぐことができるのでしょうか。

ウレタンマスクが多くの粒子を通過させるということは、それだけ通気性が良く呼吸がしやすいなどの利点がありますが、感染予防に関しては著しく劣っています。
新型コロナウイルス(Covid-19)の防御効果としては、ほとんど効果がないといってもよいほどです。

逆に不織布マスクはエアロゾルもかなり防げる一方、密閉性が高いため息苦しく感じる人が多いという特徴があり、特に暑い時期は呼気がこもり体調を崩す方もいます。

ですから、「三密」(密集、密接、密閉)に当てはまるような、特に注意が必要な場所では不織布マスクを使用し、換気の良い場所ではウレタンマスクを使用するなど、リスクに応じたマスクの使い分けをすることが薦められています。

また、肌荒れという面でもマスクの上手な使い方がすすめられています。
特に学校や職場などマスクを長時間つけている場面で、不織布で肌あれやニキビに悩まされている人は多くいると思います。
そのような方は、ウレタンマスクの上に不織布マスクを重ねて使うという方法もあります。
人があまりいないところでは不織布を外して過ごせば呼吸も楽になります。

つまりウレタンマスクを絶対に使ってはならないということではなく、TPOによって、マスクを使い分ける必要があるのです。

ウレタンマスクは交換時期が大切

ウレタンマスクを使用する他のメリットがあります。
それはウレタンマスクは洗って繰り返し使用できるので、経済的でもあるのです。

しかし、ウレタンマスクは使用して洗うたびに劣化するので、商品ごとに洗濯回数などを見て交換するのを忘れないようにすることが大切です。

また、少々面倒でも、中性洗剤で丁寧に手洗いして、タオルで抑えて水気をとり洗濯ばさみでつままずハンバーなどにかけて陰干しすることで、ウレタンマスクが伸びたり型崩れしたりするのを最小限にすることができます。

ウレタンマスクをしていて「少し緩くなったと感じる」ことを目安に交換しましょう。
鼻が出ている状態で使用しては飛沫も何も直接吸い込み放題になってしまいます。

ウレタンマスクのウイルス防御効果、まとめ

通気性が良い、洋服に合わせやすい、など様々なメリットのあるウレタンマスクですが、今新型コロナウイルスが流行している状況下では飛沫やマイクロ飛沫をほとんど通してしまうという性能が最大のデメリットとなってしまいます。

ですから人が多く集まる場所や長く滞在する屋内などでは、ウレタンマスクではなく不織布マスクを使用する方が安全と言えます。

特にお客さまと接する飲食店などでは、きちんと顔に密着した不織布マスクをすることで、お客様に安心して利用していただくことができます。

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また、不織布マスクをしながらの会話を快適にしてくれるマスクスペーサーも扱っています。マスクスペーサーは化粧崩れやマスクへの口紅移りも防いでくれますのでお勧めです。

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