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TPE手袋がおススメ|今注目のニトリル手袋の代替品
kanako質問者

レストランで使っているニトリル手袋がまだまだ高いので、もっと安い使い捨ての手袋を探しているんですが、何かいいのありますか?
ポリエチレンの手袋は脱げやすくてダメなんです。

NORIHITO営業マン

お問合せありがとうございます。
まだまだニトリル手袋は高いですよね。
もしニトリル手袋の代替品をお探しでしたら、TPE手袋がオススメなんですよ。
詳しくご説明しますね。

ニトリル手袋の価格が下がらない2つの理由

昨年から続く新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響で、使い捨て手袋は今やどこでも必需品となっています。

一時期のようなニトリル手袋が全く手に入らない状態よりはまだましになったものの、その価格は以前の2倍以上で推移しています。
私が通っている歯科医院では、2021年4月に続いて9月にもわずかですが初再診料の値上げをする予定と書かれていました。

このように今もニトリル手袋の価格が下がらないのはどうしてなのでしょうか?
それにはいくつかの理由がありますが、ここでは需要の拡大と輸入という二つの点について取り上げます。

理由①:ニトリル手袋の需要の急拡大

ロックダウン

ご存じのように新型コロナウィルスは世界規模の感染症となっているため、ニトリル手袋も世界中で需要が高まっています。
ニトリル手袋が使われているのは、これまでのように各種工場や病院だけではありません。
今やスーパーやそのレジ、さまざまな飲食店・・・数え上げればきりがないほど、さまざまな場所でニトリル手袋は使われているのです。

しかし、世界で消費されるニトリル手袋のほとんどを製造しているマレーシアやシンガポール、そしてタイが、コロナの蔓延によりロックダウンや外出規制を行っています。

そのためニトリル手袋の需要はあるのに十分に生産できず、という状態が2021年の夏になっても続いています。
そのため2020年には数少ないニトリル手袋をめぐって争奪戦が起き、交渉力の強い国が即決でニトリル手袋を確保するような状態が続いていたため、昨年日本ではしばらく品切れ状態が続いていました。

2021年の今は、いち早くコロナ対策を取った中国がニトリル手袋の生産地としてシェアを伸ばしてきていますが、それでも世界の需要を十分に賄えず、しかも品質はさまざま・・・それでも中国人は商売上手!
この日本でも2020年よりニトリル手袋の仕入れでお金は払ったが商品が届かず・・・など騙されている人も多く、ニトリル手袋になかなか手を出しにくいという状況もあります。

現在もニトリル手袋の需要に対して生産が追い付いていないため、価格は少なくても2022年春頃まではこのまま高止まりするとみられています。

理由②:ニトリル手袋の生産数が増やせない

これまで日本は、ニトリル手袋の90%以上を輸入に頼ってきました。
かくいう不織布マスクも同様以上の状態でした。
しかしご存じのように不織布マスクの多くは日本で作られるようになり、器用で工夫する日本人は布マスクでもウイルスを通さないようなマスクを製造しだしているほどです。

ではニトリル手袋も不織布マスクのように国内で生産をすることはできないのでしょうか?

不織布マスクの製造ラインを作ることは比較的簡単でした。
ある程度の衛生状態を保てる場所を作り、そこにライン(製造機械)をつくるだけでした。

しかしニトリル手袋のような使い捨て手袋は、他のポリエチレン素材でできているような手袋と製造方法が異なるため、すでに稼働しているそのプラスチック使い捨て手袋の製造ラインを転用することは出来ませんでした。
また、ニトリル手袋は長い製造ラインと大量の水が必要とされるため、大きな土地と近くに川がある必要があります。
そのため、そのようなニトリル手袋の工場を建設するには場所の選定から工場の設置までにかなりの時間がかかるのです。
しかも医療用手袋の製造には厚生労働省からの許可を得る必要があります。
日本ではそのような許可には、かなりの時間を要します。

そのため、今もニトリル手袋はかなりの部分輸入に頼っている状況が続いており、ニトリル手袋の価格は下がらないのです。

比較

TPE手袋はニトリルの代替品になる?

2022年現在のニトリル手袋の現状を書きましたが、コロナ禍で経営が厳しい飲食店は、どこででも手に入るような消耗品は少しでも価格を下げたいと思うはずです。

しかし衛生面でも重要なニトリル手袋の価格は高止まりです。
しかもそのニトリル手袋は、使い捨て手袋の為、飲食店や工場によってはかなりニトリル手袋を使用します。
ニトリル手袋は必須アイテムです。

ニトリル手袋の利点は、手にフィットして作業がしやすいこと、伸縮性、耐油性や耐薬品性などが挙げられます。
当然ですが、代替品にもこれらの条件をある程度満たすことが期待されます。
そこで今ニトリル手袋の代替品として、注目されているのがTPE手袋ということなんです。

なぜならばTPE手袋は、これらの条件をある程度満たし、なおかつニトリル手袋よりも価格がはるかに安いからです。
ですからこのTPE手袋は、完全にニトリル手袋の代替え品にはならなくても、ニトリル手袋の使用量を確実に減らすことはできると考えられており、ニトリル手袋とTPE手袋を併用することによって、大きな成果をあげている飲食店や工場、そしてスーパーなどは多々あります。

次にニトリル手袋の代替品におススメのTPE手袋の特徴について詳しく書いていきたいと思います。

TPE手袋の特徴とはなんですか。

TPE手袋の素材であるTPE(Thermo Plastic Elastomer)とは、熱可塑性エラストマーのことで、簡単にいうとTPEの素材としての特徴は、プラスチックとゴムの性質を併せ持つ素材といえます。

ですからTPE手袋の見た目は、ポリエチレン手袋に似ていますが、素材としてゴムのような性質があるので伸びやすく、ズレにくく、着脱も簡単です。
また、ニトリル手袋には劣りますが指先にフィットしやすく、油、薬剤、洗剤にも強いため、ニトリル手袋の代替品として幅広い分野で使用できます。

デリシャスフードパッケージでは、このTPE手袋をその素材の特徴を生かし、手にピッタリのサイズで装着していただくようお勧めしています。
たとえば通常Sサイズの手袋をご使用の方は、SS又はSSSサイズの使用を、Lサイズの手袋をご使用の方はMサイズのTPE手袋を選択してもらいます。
ちなみに女性の方のほとんどはSSかSSSサイズで、男性はMかSサイズを使われている方がほとんどです。

本題に戻りますが、もしポリエチレン、通常のビニールの手袋でそのような使い方をすると装着前に破れてしまいますが、このTPE手袋は柔軟性がありますので、手にピッタリサイズになります。
そうするとTPE手袋の特徴をフルに発揮することができ、非常に使いやすい手袋となるのです。

しかも価格はポリエチレン手袋よりは高価ですが、ニトリル手袋の約半分以下なので、飲食店など手袋を頻繁に交換するところではかなりのコスト削減になります。

来年より日本政府は4/1よりプラスチック資源循環促進法を施行し、プラスチック削減が国の方針となります。
しかしTPE手袋はニトリル手袋に比べて使われているプラスチック(樹脂)量が約半分ですし、しかもTPE素材のほとんどがリサイクル素材を使用していますので環境にも優しい手袋です。

TPE手袋が使用されている業種

TPE手袋

TPE手袋は食品や介護、清掃などあらゆる業界で使用されています。

特にTPEは伸縮性があるため、調理の際の繊細なカットや盛り付けにもストレスなく使用できます。
また油や洗剤に強いため、厨房や工場の洗浄や清掃など、食品業界の全ての業務に使用できます。

さらに介護業界でもポリエチレン手袋だと直ぐに脱げてしまいますので、作業性が必要な清掃やおむつ替えなど様々な分野でTPE手袋が使用されています。

最近では飲食店がニトリル手袋に加え、TPE手袋を使用するケースが多くなっています。
実際に多くの店舗で使用しているお客様からは、厨房でも接客でも問題なく使用できるという感想をいただいております。

弊社では水色と白のTPE手袋をご用意できますので、厨房では水色、ホールでは白など手袋の色を分けて使用する事もできます。

弊社で扱っているTPE手袋は食品衛生法適合製品ですが、世の中に出回っているTPE手袋の中には食品衛生法に適合していない商品も一部ありますので、食品用のTPE手袋を選ぶ際にはご注意ください。

TPE手袋をよりフィット感を高めるためのご提案

TPE
普段使用している手袋よりワンサイズ小さいものを選ぶのがコツ

TPE手袋の伸縮性という良さを生かすためにはサイズ選びが重要となります。

TPE手袋をより快適に使用するためのポイントは、前述したように通常のワンランク下のサイズを選ぶことです。
たとえば、ポリエチレン手袋でMを使っている人は、TPE手袋ではSサイズを使いましょう。

手の小さい自分はどうしよう・・・大丈夫です!!
デリシャスフードパッケージはTPE手袋のサイズに、L・M・S・SSサイズに加え、SSSサイズをご用意していますので、手の小さな方も快適に使用できます。

ぜひ手にフィットするサイズのTPE手袋を使ってください。

そして次に、TPE手袋を装着したらお祈りする時のように手の指を交差させて、指の付け根の方に向かって手袋を押し下げます。

こうすることでTPE手袋が指先まできちんとフィットして快適さがアップするのです。

まとめ

感染症対策で多くの費用がかかるようになっている今、可能なところで消耗品などのコストを下げることが検討されています。

この記事でご紹介したTPE手袋は、フィット感や耐油性などに優れているため、多くの業種でニトリル手袋の代替品となる可能性があります。

価格もニトリル手袋より安く、経費削減にもつながります。

デリシャスフードパッケージでは、SSS・SS・S・M・Lの5サイズ取り揃えています。

ニトリル手袋の代替品をご検討の方々は、ぜひデリシャスフードパッケージまでお問合せください。

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