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コロナ禍でハンバーガー店が増加? 知られざる4つの理由!

昔再放送でみたアニメの中にハンバーガーをよく食べているキャラクターが出てきました。

ウィンピーというポパイの中にでてくるキャラクターですが、
知っておられるでしょうか?
少し太った中年男で無類のハンバーガー好き!
それがウィンピーです。

彼はいつも片手に食べかけのハンバーガーを持ち歩いています。
アメリカ人にとってのハンバーガーを象徴するようなキャラクターかもしれません。

今回はそのアメリカ人も日本人も大好きなハンバーガーを特集したいと思います。

コロナの影響でハンバーガー人気上昇

コロナは私たちの日常に様々な形で大きな変化をもたらしました。

その大きな変化を受けたのが「食」という文化です。
コロナ禍で仕事形態が変わり自宅で食事をする機会が増えたり、感染予防の為外食を控えてテイクアウトやデリバリーを利用する機会が増えたことから、「食」に関してまさにその大きな変化を実感しているのではないでしょうか。

その変化はきっと日本だけではないでしょう。

実はコロナ禍に入ってから、様々なテイクアウトやデリバリーのメニューが増えました。
その中でもどんなメニューが人気だと思いますか?

そうです。
ハンバーガーの人気が特に大幅に上昇しているのです。

例の一つとして、大手ハンバーガーチェーンとして知られるバーガーキングでは、コロナ禍に入った2020年3月以降人出が減少してしまった、恵比寿ガーデンプレースや新宿京王モールなどの7店舗を閉鎖し、新たに37店舗をオープンさせました。
また、2021年5月にオープンしたバターミルクフライドチキン専門店である「Lucky Rocky Chicken(ラッキーロッキーチキン)」では、メインのチキンだけでなく、そのチキンを使用したハンバーガーを提供しています。

このようにコロナ禍は「食」に関するわたしたちのニーズに大きな変化をもたらせました。
これらハンバーガー人気を追い風に、ハンバーガー店の新規出店が増えていたり、これまでハンバーガー以外を専門に扱っているお店でハンバーガーが販売されていることから、「食」に関してコロナが大きな変化をもたらしていることがわかります。

では既に沢山のハンバーガー店が営業している中、コロナ禍で更に新たなハンバーガー店の出店が増えているのはなぜなのでしょうか?

このコンテンツでは、コロナの影響でハンバーガー店が増えている理由と、ハンバーガーのテイクアウトやデリバリーに向いている容器についてもご提案したいと思います。

コロナ禍でハンバーガー店が増加している4つの理由

コロナがなかなか収まらず、政府からの度重なる自粛要請によって、多くの飲食店は特に売上の減少に悩まされました。
実際、第1回目緊急事態宣言が発令された2020年4月では、飲食店の集計対象56社のうち53社(構成比94.6%)が、前年同月の売り上げを下回ったという結果が出たそうです。
(参考)上場企業(外食産業)の月次売上高動向調査(2020年4月分速報)

では、そのような「食不況」の状況下で更にハンバーガー店が増加している理由はなぜなのでしょうか?

その背景には、リモートワークや休校などによる、やはりコロナ禍ならではの「食」事情が関係しているようです。

以下ではその理由を4つ挙げてみます。

①ハンバーガー店のテイクアウト・デリバリー率の高さ

テイクアウト 

今となっては知らない人はいない程、気軽に食べられているマクドナルドのハンバーガー

マクドナルドの始まりは1940年、マクドナルド兄弟がカリフォルニア州に開いた「McDonald’s Bar-B-Que」というレストランだったそうです。
そのレストランのメニューの中の一つとしてハンバーガー出され、評判になったことで、マクドナルド兄弟がハンバーガーを中心としたお店に切り替え、それが評判となりアメリカを中心に各国に広まったことでした。

日本にはそのおよそ30年後、テイクアウト専門店として、マクドナルド日本第1号店である銀座店がオープンしました。
テイクアウト、デリバリーが可能な、日本国内のマクドナルドだけで考えても、2018年時点において約2,900店舗で展開されています。

また、マクドナルドは2020年度の客数は8.5%減少したものの、ファミリー層のテイクアウトやデリバリーが増えたために、客単価は16.7%増加したそうです。
そして営業利益はコロナ禍であったとしても前期と比較すると、11.7%増という結果になりました。

他にも、店内飲食がメインだったファミレスや居酒屋の中には、業態転換をしてハンバーガー店をオープンさせているところもあります。
各飲食店ごとに仕入れが強い食材を活かし、ハンバーガー店を出店しているのです。

つまりハンバーガー自体、元々昔からテイクアウトやデリバリー率が高いメニューだったゆえ、現代のコロナ禍で店内での飲食を控えるお客様が多いなか、売上を維持することができたのです。

②ハンバーガーは自宅での昼食に選ばれやすい

コロナ禍で私たちの日常には沢山の変化がありました。
その中でも、まず大きな変化を経験したのは、学校に通う子どものいる家庭でした。
この変化は主婦にとって、毎日家族のお昼を作ることが大きな負担となっているという声をよく耳にします。

なぜならば、いきなりの休校やリモート授業の開始などによって、子どもが家で昼食を食べることが増えたからです。
それにリモートワークの旦那さん。
ついでに奥さんも働く共働き家庭・・・「食」に大きな変化が起きるのもわかります。

それゆえ家事のの負担をカバーするため、平日の昼にテイクアウトやデリバリーを利用する人が急増したのです。

食卓のメニュー出現率を調査したインテージ・キッチンダイアリーによると、2020年に前年と比較して食卓出現率が増えたメニューの第一位が、ハンバーガー・ホットドッグとなる結果が出ました。

それに続き、ピザ、丼物と続きますが、中でも学校の休校期間中だった2020年前半では、ハンバーガー・ホットドッグの出現率が特に高くなっています。
このように、家での昼食に子供がいる場合、ハンバーガーは特に売れるということが分かります。
ハンバーガーは子供に大人気なメニューですよね。
うちの子供も大好きです!

そのことを裏付けるように、前述したバーガーキングが新たにハンバーガー店をオープンしている場所は、家族連れが多い大規模なショッピングモールが多くなっています。

③ハンバーガーは美味しさだけでなく楽しみを提供する

ハンバーガー

コロナ禍に入ってから「おうちランチ」「おうちカフェ」などのワードが流行したりと、自宅で料理を楽しむ人が増えました。
そうですよね。
外食できず家でじっとしているわけですから、少しでもその食を豊かに、楽しくしたいと思うのは人情です。

しかしそれと並行に「内食(ないしょく)疲れ」を感じる人も増えてきました。
奥さんが気を抜く暇がないので、それも仕方がないところです。

そのため、家では作れないような、より楽しみの増える料理の選択肢を、テイクアウトやデリバリーに求める人が増えているのです。

その点ハンバーガーは、サンドする具材や組み合わせるソースなどによって多様性を生み出すことができるため、食べる楽しみを提供してくれるメニューと言えます。

中には、鰻ときんぴらを焼きおにぎりのように香ばしく焼き上げたお米ではさむライスバーガー(滋賀)や、名物の讃岐うどんに半熟玉子がトッピングされたハンバーガー(香川、愛媛)などの各地の魅力を活かしたワクワクするハンバーガーがあったり、追加料金でハンバーガーのパティをラム肉に変更できるなど、グルメな人も満足なハンバーガーもあります。

このように旅行やお出掛けが制限がある今の状況で、食に変化を付けてくれるハンバーガーはちょっとした気晴らしとして人気があるのです。

④ハンバーガー、苦戦する飲食店の新たな活路に

コロナ禍で売り上げが減少している中、新たなことを始めるのには投資が必要となり、飲食店に負担がより一層かかります。
しかし既に自社で扱っている食材を活用してハンバーガーに使うという新発想により、飲食店がハンバーガーの販売に挑戦するという事例もあります。

その最たる例をご紹介いたします。
298円(税込 327円)均一と低価格ながらも高品質な焼き鳥を提供している「鳥貴族ホールディングス」は、焼き鳥専門店の利点を生かして、新たにチキンバーガー専門店「トリキバーガー」を8月にオープンしました。
焼き鳥専門店らしい「焼き鳥バーガー」「つくねチーズバーガー」など、個性的なメニューがあります。
また、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、2021年10月5日よりモバイルオーダーサービスが開始されました。

冒頭で触れた「Lucky Rocky Chicken(ラッキーロッキーチキン)」は、実はロイヤルホストなどを運営するロイヤルHDがオープンさせたファーストフード店なのです。

さらにやきとり家 すみれが経営する「DooWop(ドゥーワップ)」も人気のお店です。
同じくチキンバーガーなど鳥(チキン)を横展開し、自社の強みを生かしています。
当初は代官山店だけでしたが、先日渋谷道玄坂にお店が開店しています。
評判もよいのでますます拡張が続きそうです。

このようにコロナ禍で苦戦する飲食店が、新たな活路としてハンバーガー店をオープンさせるケース増えているようです。

クエスチョン

ハンバーガー店として成功するには?

ここまでに、コロナの影響でハンバーガーの人気が上昇している現状や、その理由について、主に消費者側目線のお話をしてきました。
ここからは、これからハンバーガー店を始めようかと考えておられる営業者側の方々が、新規開店の前に押さえておくとよいポイントを幾つかお話しようと思います。

例えばマクドナルドなどの、既に知名度のある万人向けハンバーガーチェーン店と共存するには、お店独自のこだわりで違いを出すことが不可欠になってきます。

最近は健康志向の人が増えているように感じますが、それはコロナ禍になってさらに増えています。そのため、ハンバーガーを食べたいけれど健康も気になるというお客様のために、ソイパティ(お肉ではなく大豆由来の「植物性たんぱく」をベースにしたもの)や低糖質のパンなどを選べるなどの工夫をするなら、健康意識の高い客層が来店する可能性が高くなるのではないでしょうか。

また、食の安全面に関して敏感な消費者も増えています。
特に未就学の子どものいる家庭では、子供の健康安全のため農薬や食品添加物にこだわりを持つ傾向があります。
ですからファミリー層が多い地域では、国産の肉や有機野菜などを使用することで、安心かつ安全な食材をアピールすることも、お店独自のこだわりで違いを出し、魅力を高める一つの方法なのではないでしょうか。

それから先ほど取り上げた、美味しさだけでなく楽しみを提供する「食の楽しみ」としてのハンバーガーの魅力も大切です。
ハンバーガーはパティや野菜、ソースやフレーバーの組み合わせによって個性が出せるので、新しい味を作りやすい食べ物です。
ですから期間限定のメニューを考案したり、年中様々な楽しみを提供することで、リピーターを増やせるでしょう。

ハンバーガー専用の容器でも個性を主張出来る!

前述したように、ハンバーガーは素材や味などによって個性を主張しやすい食べ物ですが、他に考慮できるポイントがあります。
それは、ハンバーガーのデリバリーやテイクアウトで使用する容器です。
包装容器に個性があると、ハンバーガーを取り出す前にもワクワク感を楽しむことが出来るので、他店と差別化するうえでもとても重要な要素になってきます。

特にハンバーガー店の競合が多い地区では、オリジナルデザインの容器を使用することで、ハンバーガー自体の魅力だけでなく、容器も「広告の一部」と捉えて選ぶことをお勧めします。

クラフトランチボックス

またデザインだけでなく、環境にも配慮して、容器を選ぶことが重要です。
ハンバーガーのテイクアウトやデリバリーでは、ハンバーガーに加えポテトやサラダ、ドリンクなどをセットで提供することが多いため、個々の商品に包装容器を使用する場合があります。
そうなると当然ながらゴミもたくさん出ます。
ですから分別して捨てやすい、環境に優しい容器を積極的に使用するなどの工夫をしましょう。

一例として、リサイクル率の高い段ボール素材の「クラフトランチボックス」があります。

その「クラフトランチボックス」と呼ばれるもののなかには、ハンバーガー容器や、チキンやサラダを入れられる容器があります。
マイクロフルートと呼ばれる薄い段ボールを使用したこの容器は、耐水・耐油加工が施された紙を使用していますので、水に濡れても崩れにくく、油分のある料理を盛り付けても問題ありません。
ピクニックなど、外で使用する時では、燃えるゴミなどで簡単に処分しやすいという利点もあります。

また段ボールなのにカラフルなオフセット印刷をすることができるという特徴があります。
段ボールのようなクラフト容器は、段ボール特有のやさしい風合いからオシャレというイメージがあり、女性にも人気が高いのです。
下地がクラフトの色なので、一色だけの印刷でもお店のイメージに合わせたおしゃれな容器を作ることができます。

まとめ

さて、ここまでお話したことから、コロナの影響によるハンバーガーの人気には、ハンバーガー店のテイクアウト・デリバリー率の高さ、また昼食を家で食べる人が増えたことによって昼食に選ばれやすいハンバーガーの需要が更に高まっていることなど、美味しさだけでなく楽しみを提供するハンバーガーの様々な魅力から様々な理由があることが分かりました。
そして今現在も、テイクアウトやデリバリーにも向いているハンバーガー市場は拡大しています。

デリシャスフードパッケージでは、ハンバーガー向けの容器を多数ご用意しております。
ご依頼に応じてオリジナルデザインの容器の制作も承っております。

これから新規にハンバーガー店を開業しようかと考えておられる方、自店のオリジナルハンバーガーをテイクアウトやデリバリーにしたいと考えておられる飲食店経営者の方々は、デリシャスフードパッケージのお問い合わせページで是非ご相談ください。

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