最新情報

紙コップや紙皿は電子レンジで使えますか?|紙コップについて知りたい!

紙コップは電子レンジで使える?

温かいものは温かく食べたい!というのはみんなの願いですが、いつでも作り立てを食べられるわけではありません。
でもその願いをかなえてくれるのが、電子レンジです。
そうなるとなんでもチンしたくなりますが、電子レンジで使用できる容器とそうではない容器ってありますよね。

今回は、使い捨てで便利な紙コップや紙皿は電子レンジで使用できるのか、取り上げたいと思います。

電子レンジはどうやって温めているのか?

電子レンジ

ちょっと遠回りに思えるかもしれませんが、電子レンジで使用できる容器とそうじゃない容器の判断はどうやってすればいいのか、まずは電子レンジの仕組みを簡単におさらいしておきましょう。

おおまかに言うと、容器の材質と耐熱温度の二点が関係します。

電子レンジのスイッチを入れると、庫内ではマイクロ波という電磁波が飛び交っています。
この振動は1秒間に24億5000万回という超高速なので、わたしたちの目には全く見えません。

その電磁波は食品に含まれる水分子を振動させ、その摩擦熱で食品全体を温めています。
電磁波の性質として、水分子が含まれていない陶器やガラスなどの食器はそのまま通過しますが、金属は電波をはね返すので、電子レンジで金属の食器は使用できません。

では木や陶器といった少しの水分を含んだ食器の場合はどうでしょうか?
この場合、食器に含まれる水分が膨張して器がひび割れすることがあります。
ですから木製の食器などは使用できません。

さて、いよいよ紙コップと紙皿の話しですが、紙は水分を吸ってしまうので本来電子レンジで使用することはできません。

しかし紙コップや紙皿は、耐水性をもたせるために表面にポリエチレンのフィルムを貼ってラミネートされているので、短い時間なら水分の問題はクリアできると言えます。
ということは、紙コップ&紙皿は電子レンジOK?!

電子レンジOKなものもある

先日テイクアウトのカレーやドリアを店頭で売っているところを通りかかったら、「電子レンジであたためられます」と書いてありました。
使用されている容器はなんと、紙なんです。
ということは、電子レンジで使用できる紙皿もあるってことですよね。
調べてみると、「電子レンジでは使用しないでください」という通常の紙皿と、少し値段は高くなりますが「電子レンジ対応」という紙皿が売っていました。
テイクアウトのお店で、値段は高くてもレンジ対応の容器を使っているということは、それだけニーズがあるということですね。

では、電子レンジで使える紙皿と使えない紙皿はどのような違いがあるのでしょうか。

電子レンジOKとそうでないものの違い

紙 燃える 耐熱

紙は火をつけるとすぐに燃えるので熱に弱いと思いがちですが、実際はそうでもありません。
熱だけの場合は新聞紙で300℃近く、ティッシュでも200℃くらいまで燃えません。
意外ですね。

それなら紙コップや紙皿を電子レンジで使っても大丈夫なのでは!?と思いたくなりますが、紙は水に弱いため、紙コップや紙皿は薄いポリエチレンのフィルムでラミネートされています。

そしてこのラミネートに使用されているポリエチレンの耐熱温度は110℃です。
つまり110℃を超えると熱で溶けだしてしまうのです。

水だけなら沸騰しても100℃を超えることはありませんが、油を含む食品は加熱すると100℃を超えて高温になります。
電子レンジで加熱するとポリエチレンの耐熱温度である110℃を超え高温になります。
すると内面のポリエチレンが溶けだしてしまいます。

紙皿も同様です。
このため、ほとんどの紙皿や紙コップは電子レンジ使用不可、となっているのです。

しかし最近時々見かける電子レンジOKの紙皿は、耐熱ラミネートされていてオーブンにも使用できるものもあります。
オーブンで使用できる紙コップ・紙皿についてはまた後程特集します。

もし溶け出したポリエチレンを食べてしまったら?

疑問

紙コップは電子レンジで使用できない・・・と知ってはいるけど、ちょっとなら大丈夫じゃない?とチンする方、けっこういますよね。私もやったことがあります。

では例えば油分のあるスープなどを入れていて思ったよりスープが高温になりポリエチレンが溶け出していたら?ガンになっちゃうのかしら。気になりますよね。

大丈夫ですよ。安心してください!
ポリエチレンは体内に入っても吸収されずそのまま排出されるだけなので健康の害にはなりません。

しかし無害とはいっても、食べ物ではないものを食べるのは避けたいですよね。
また、ある程度の期間にわたってプラスチックを摂取した場合、健康にどんな害があるのかはっきり分かっていない部分もあります。
ですから、電子レンジ使用不可の紙コップや紙皿は電子レンジで使用しないに越したことはありません。
また、電子レンジOKの紙コップや紙皿であっても、使用する時には長時間の使用や加熱のし過ぎに注意して使用しましょう。

まとめ

電子レンジで使用できる紙コップや紙皿す紙コップや紙皿は、ちょっとした温めができて大変便利です。

しかし通常の紙コップや紙皿は加熱によって耐水用のポリエチレンラミネートが溶け出す恐れがありますので、電子レンジで使用するのは避けましょう。

この記事をシェアする

Facebookでシェア! Twitterでシェア! HATENAブックマーク メールで送る