このコロナ禍の中、以前より衛生商品が値上がりを続けています。
あまり歓迎ではないのですが、この新型コロナウィルスの感染拡大で品薄になった衛生用品の有名どころでいうと、マスクやアルコールスプレー、手袋類、タウパーなどがあります。
しかし2021年初頭現在、マスクは以前よりも価格は高いとはいえ比較的容易に手に入るようになりました。
しかも様ざまな種類のマスクが登場しているため、選べるのでわたしたちとしては嬉しい限りです。
しかしコロナ禍真っ最中の今では、マスクをはじめとする様々な衛生用品の需要は拡大するばかりです。
中には品切れが続いている商品もあれば、なんとか手に入るのですが必要数手に入らないというものもあります。
そのため店舗ですぐに必要なのになかなか手に入らないという事態が生じています。
今は「安全安心」が大切な飲食店業界で、衛生用品が手に入らないというのは売上アップをするには致命的です。
このコンテンツでは、コロナ禍で具体的にどのような商品に影響が出ているのかお伝えしたいと思います。
また、今後に備えて早急に衛生用品を準備したい店主の皆さんのためにデリシャスフードパッケージがどんなお手伝いができるかも書いてあります。
ぜひお読みくださいね。
コロナによるニーズの変化-不織布マスク
コロナウイルスによって世界中の人々の生活が大きな影響を受けてきました。
その結果、今までは一部のジャンル、業界でしか使用されてこなかった衛生商品の使い方や必要数が、コロナ禍で大きく変化したのです。
その一例が不織布マスクです。
たとえばコロナウイルス蔓延前日本においては、多くの人が春は花粉症対策、冬はインフルエンザ予防のため不織布マスクを着用していました。
それは花粉、感染症(インフルエンザ)対策だったため、春と秋冬に限られていました。
ですから春の花粉症対策のときは不織布マスクではなく、ウレタンマスクで十分だったのです。
またこの日本では春・冬以外でもちょっとした予防を通り越したオシャレアイテムとしてもマスクは使われていたのです。
しかしそんな日本の実情も、世界では受け入れられない常識でした。
なぜならば、世界ではそのような不織布マスクは重病人が使うものであり、めったに人間が使うものではなかったのです。
ですから世界の人々は病院や自宅など以外では、よほどのことがない限り、日常生活でマスクを着用するという習慣がなかったのです。
世界ではマスクに関して、そのような見方があったので、日本のように不織布マスクで鼻と口が見えなくなるというは不気味で受け入れられなかったのです。
ですからコロナ前に欧米で不織布マスクを着けていようものなら、「重病なのかしら」「家に帰ればいいのに」と怪訝な目で見られていました。
しかしこのコロナ禍の中、人々の思いや生活、そして見方が大きく変わりました。
このコロナウイルスによる世界的なパンデミックにより、世界中で不織布マスクの使い方に変化が生じたのです。
これまで不織布マスクを使用しなかった人たちが不織布マスクを使用するようになり、ある国では外出時に不織布マスクの着用が義務付けられました。
このような不織布マスクに関する世界的な変化により、マスクの素材である不織布が不足し価格が高騰したのです。
それが顕著になったのが2020年3月~5月初旬のことだったのです。
その時期、ある場所ではこの不織布マスクが一枚100円近くまで高騰しました。
そして驚くことに、それを買う人もいたのです。
まさに異常事態です。
前述したように、2021年初頭の今では店舗にも不織布マスクが十分に並ぶようになり、価格も供給もある程度落ち着いてはいます。
しかし不織布で作られたマスクのお値段はやはり高く、未だにコロナ前の価格の3-4倍近くしています。
またその価格で以前はノーズピースが鼻だけではなく、口の部分にもついていました。
しかし未だにノーズピースは鼻の部分だけです。
やはりまだ価格高騰の影響は出ています。
もしサージカルマスクがすぐに必要な方がいらっしゃいましたら弊社のサージカルマスクをご紹介いたします。
この原因は世界的にまだまだ不織布が不足していることで起きています。
ですからこのように不織布が不足していることにより品薄状態になっていたり、高騰している不織布商品は他にもあるということです。
不織布の不足による品薄-モブキャップ/ワイプオールやカウンタークロスなど
不織布の不足に伴い価格が高騰していたり、不足しているのが、モブキャップとワイプオールやカウンタークロスなどです。
モブキャップとは、頭をすっぽりと覆って髪の毛の落下を防止する帽子です。
ヘアーキャップといっている商品もあります。
いずれにしても、使用目的は同じです。
このモブキャップは精密機器の組み立て・メンテナンスなどの工場、印刷工場、化粧品工場、食品工場、飲食店の厨房などで使われてきました。
また病院や介護の現場、製薬工場など、今後ますますコロナの影響により忙しくなる分野でも需要がある商品です。
これもビニールで作られたものがありましたが、頭が蒸れてしまうこともあり不織布で作られているものがほとんどです。
勿論マスクとは素材、製造ラインは違うのですが、同じ不織布には変わりありません。
このモブキャップもコロナ前に比べて価格高騰した不織布製品の一つです。
モブキャップをすぐにご必要な方は幣社のモブキャップをご紹介いたします。
ワイプオールやカウンタークロスは、使い捨てができる不織布の衛生布巾のことです。
主婦層の間ではキッチンダスターと言ったほうがイメージが湧きやすいかもしれません。
よくファミリーレストランやファストフード店で見るものです。
ワイプオールやカウンタークロスは吸水性と速乾性があり、場合によっては複数回使用できるので、飲食店にとっては欠かせない消耗品です。
このコロナ禍では、こまめな消毒と清掃が必要になりますので、今まで以上にワイプオールやカウンタークロスは衛生管理の面でも欠かせない消耗品となっています。
これも一時期不足し、価格高騰したのです。
このコロナ禍、商品が不足していたり価格高騰している商品は不織布以外にもあります。
それはニトリルグローブです。
ニトリル手袋ともいいます。
ニトリル手袋の不足は続いている
不織布とは違い、コロナ禍ゆえに今もなお不足が続いているものがあります。
それは使い捨て手袋です。
その中でもニトリル手袋は価格こそ上げどまりの傾向を見せていますが、今もなお供給が不足しています。
ニトリル手袋とは、使い捨ての合成ゴム手袋です。
ニトリル手袋は手にピッタリフィットして脱げにくく、強度や耐油性、耐薬品性に優れているので以前から医療や介護の現場で主に使われてきました。
東京都の「感染防止チェックシート」には「清掃・消毒・ごみ回収は手袋・マスクを着用し…」となっていますので、マスクと手袋はセットで手に入れたい商品です。
またニトリル手袋の使用先はそれだけではありません。
食品関連での現場や工場などでもよく使われているのです。
また酪農の現場でも必須のようです。
ですからコロナ前から、ニトリル手袋は多くの場所で使われていたのです。
しかしこのコロナ禍、感染症対策として世界的にニトリル手袋が多くの場所で使われるようになりました。
今まで使ったことも、触ったこともないような方たちや業界がニトリル手袋を使用するようになったのです。
たとえば海外では、マスクよりも使い捨て手袋を着用して外出している人が多い場所もあったようです。
この日本のスーパーマーケットでもレジ係がニトリル手袋をはめて仕事をしている店舗がたくさんあります。
一時は買い物客もニトリル手袋をはめて買い物していました。
これじゃあニトリル手袋も不足するはずです。
このようにニトリル手袋は、爆発的に患者が増えた医療現場でのニーズだけでなく、
これまでニトリル手袋を使用したことのない層や業種が一気に使用するようになったのです。
このようなコロナ禍の世界中の変化により、不織布同様、ニトリルゴムの在庫が不足したり価格が高騰しています。
昨年はニトリル手袋の製造メーカーや輸入商社では、2020年11月くらいまで段階的な値上げがされていました。
ですから販売店などはその後の2020年12月、2021年1月など値上げをせざる負えなかったのではないでしょうか。
なぜニトリル手袋は値上げが続いたのでしょうか。
上記のように需要が急増したのはその大きな理由ですが、ゴムの生産地の一つでもあるマレーシアなどが新型コロナによるロックダウン(都市封鎖)の影響で通常通りの生産ができない状況ということもあります。
ニトリル手袋は合成ゴムです。
なぜゴムの産地が関係しているのか?
と思う方もいらっしゃると思います。
ニトリル手袋以前はラテックス(ゴム)手袋を使っており、その後徐々にニトリル手袋(合成ゴム)にニーズが変わっていきました。
ですからゴムの産地には手袋を作るラインとノウハウが元々あったのです。
またニトリル手袋を作るには、製造ラインが非常に長く、大量の水を必要とするため、川の傍で広い土地に工場を作らなければなりません。
そして使い捨て手袋の市場はニトリル手袋が主な手袋となってからも価格相場は下がっていったのです。
そのような理由から元々工場やノウハウ、土地や大量の水があり、人件費も安い東南アジアなどでニトリル手袋は作られていたのです。
以上の理由から、ニトリル手袋が益々手に入り難くなるのは理解できることです。
ニトリル手袋の価格は今や従来の価格の3-4倍くらいに、20円前後にもなっています。
値上がりを続ける衛生商品!
食や健康の「安全安心」をアピールするためにも衛生商品は必要不可欠なものですが、このコンテンツでお伝えしているように価格も高騰しており、入手しにくくなってきています。
そんな時は目的と効果が同程度の、代替用品を探してみましょう。
同じ用途の物が違う名前で別の業種で使用されていることは珍しくありません。
その点は多岐にわたる情報を持つプロに相談するほうが手っ取り早くて安心で確実です。
商品の入手ルートを幅広く持つデリシャスフードパッケージのパッケージアドバイザーまで是非ご相談ください。
その際、現在どのような目的でどのような商品を使っているかを教えていただければ、必要に合った代替え商品をご提案することができます。
例えばマスク1つを取っても、使用場所や用途によっては一層マスク、二層マスク、冷感マスクなど使い分けることができますが、デリシャスフードパッケージでは用途に応じた様々な商品をご紹介できます。
お問合せいただければ、ビックリするような価格でご紹介いたします。
また、アフターコロナでは飲食店で使われる消耗品も変化しています。
これまでバラ(裸)で店頭に並べていたストローやマドラーなどの消耗品は、単袋に入れられたものが衛生的で好まれるようになっています。
2020年7月からはテイクアウト用のビニール袋は有料化になりましたが、コロナ禍にあっては持ち帰りの袋に入れてぱっと手渡した方が安心という声があります。
そんな時に使える紙袋や、有料化の対象にならない厚さ、素材のビニ-ル袋などもあります。
このような細かな変化にもデリシャスフードパッケージは対応しております。
さらに使い捨て手袋でのニトリル手袋を在庫しておりますし、高くなったニトリル手袋の削減ができるTPE手袋も取り扱っております。
またポリエチレン手袋は勿論のこと、PVC、EVA手袋などさまざまな手袋も取り扱っています。
ぜひニトリル手袋の代替品や価格高騰、そして入手困難でお困りな方はデリシャスフードパッケージまでご相談ください。
その他パーテーションやフェイスシールドなどの衛生用品も、用途によって多様なものをご案内することができますので、お店にピッタリの消耗品・衛生用品選びに迷ったら是非パッケージアドバイザーにご連絡ください。
パッケージアドバイザーへのご相談はお問い合わせ窓口又はお電話にてお願いいたします。