最新情報

失敗しない作り方! オリジナル別注商品の6つのポイント教えます!

「あのお店、おしゃれだよね」「あそこのコーヒーおいしかったな」
そんな風に思い出したとき、頭の中にはそのお店の雰囲気やテクアウトバッグなどのイメージが思い浮かんでいます。
思い浮かぶその印象は、言ってみればそのお店のオリジナル、「独自のもの」ということになります。

「オリジナル」は、お店や会社のブランディングにつながり、お客様の印象に長く残ります。
たくさんのお店や企業がひしめく中、より長くお客様の印象に残るためには、オリジナルグッズやオリジナルデザインが効果的です。

しかし、オリジナル別注商品を作りたい!といっても、何を作ったらよいのか、どんなところに依頼してどのように進めていったらいいのか、イメージできないという声も多く聞きます。
また、大きな企業やチェーン店でないと作れないと考えている方も多くいらっしゃいます。

そこでこのコンテンツでは、オリジナルデザインのパッケージやグッズの作り方について解説します。
ぜひお読みいただき、参考になれば嬉しいです。

オリジナルグッズとはなんですか?

オリジナルグッズというと何を思い浮かべますか?
多くの場合、企業がキャンペーンで配るノベルティや、自社の商品が頭に浮かぶかもしれません。
しかし、オリジナルグッズの意味を考えると、オリジナルグッズの幅はぐんと広がります。

オリジナルグッズとは、「既製品ではなく、自分でデザインして制作したもの」のことをオリジナルグッズといいます。

つまりオリジナルグッズとは、商品や景品のほかに、商品を入れるためのさまざまな袋や食品を入れる容器、コップ、カトラリーまで、自分でデザインして独自に制作したものは、みんなオリジナルグッズなのです。

包装容器のプロがいうオリジナルグッズとは

前述のようにオリジナルグッズとは、「既製品ではなく、自分でデザインして制作したもの」のことをいいますので幅広い意味で使われています。

しかしわたしたち包装容器関連のプロは、オリジナルグッズのことを「別注」といいます。
つまり別注とは既製品があり、それとは別の注文になるので「別注」と呼んでいるのです。

ですからお打ち合わせをしたことがある方なら、「別注」という言葉を聞いて戸惑ったことがあるのではないでしょうか。
しかし言葉の意味は同じです。
オリジナルグッズ、オリジナルデザイン=別注です。
ですから別注という言葉にとらわれる必要はないですよね!

当社ではそう思うからこそ、別注という言葉を使う前に別注の意味を説明したり、「オリジナルデザイン」や「オリジナルグッズ」という言葉に言い換えて説明をしています。

このコンテンツを読んだ皆さんも、オリジナルグッズを作る際には、この別注という業界用語を覚えておくとよいと思います。
参考になると思います。

ぜひみなさんの参考になれば嬉しいです。

オリジナルグッズを作る前に考えること

では、いざオリジナル(別注)商品を作ろう!と思ったら、最初に何をすればよいでしょうか?
まずはじめに、オリジナルグッズを作る目的を考えます。

恐らくオリジナルグッズを作る目的には、販売目的や宣伝・認知度アップ、ブランディングなどが挙げられます。
それぞれの目指すものや効果について考えてみましょう。

オリジナルグッズ製作の第一歩!

販売目的のオリジナルグッズの場合

オリジナル バッグ エコバッグ

販売目的のオリジナルグッズは、客単価のアップにつながる魅力的な商品です。
また、飲食店のように季節や社会情勢、流行によって売上が変動しやすいお店では、飲食以外に店頭やインターネットでも販売できる雑貨があると、飲食でへこんだ売り上げをカバーできるという効果があります。
そのような点でオリジナルグッズは効果的な役割を果たします。

飲食店の販売目的のグッズの一例として、エコバッグやトートバッグ、そして保冷バッグなどがあります。

ショップのカラーやロゴが入ったエコバッグやトートバッグ、そして保冷バッグは、そのショップのファンにとってはぜひ手に入れたいグッズでしょう。
さらにそのエコバッグやトートバッグ、そして保冷バッグをお客様が持ち帰って、普段でも使っていただくことによって宣伝効果も見込めます。
お店にあったデザインや品質にすればお店のブランディングにも役立ちます。
まさに一石二鳥にもなるのです。

たとえばエコバッグと一口に言っても形や大きさ、機能は様々です。
独身者のファンが多いショップと子育て世代の人が多いショップでは、作るエコバッグの大きさや機能は違ってきます。
それはトートバッグ、そして保冷バッグも同じです。

ですから、ショップに来店したり、WEBでショップを検索するお客様の年代や客層、家族構成などをイメージすることは大切です。
購入想定層は、何歳くらいでどのような家族構成や行動パターンなのだろうか。
自分のお店にくるお客様の可処分所得はいくらくらいの地域なのだろうか。

そのお客様層に、そのエコバッグやトートバッグ、そして保冷バッグをどのように使ってもらいたいか。
彼らが皆さんのお店のエコバッグやトートバッグ、そして保冷バッグを購入するとしたら、どのようなエコバッグやトートバッグ、そして保冷バッグの使い方をするのか。
いくらくらいのものだったら購入する可能性があるのか。

などさまざまなことを考えてましょう。
それがオリジナルグッズを作る第一歩です。

宣伝・認知度アップのためのオリジナルグッズの場合

オリジナル紙コップ

テイクアウト対応の飲食店では、お店の認知度を上げる広告目的でオリジナルの紙袋や紙コップなどを作るなら、販促効果アップにつながります。

テイクアウトしたドリンクを持って歩いている人を見かけて、「あ、この近くにスターバックスがあるんだな」とわかるのはどうしてでしょうか?
それはスターバックスの紙コップがよく知られているからです。

同じように、オリジナルの紙コップをテクアウトした人を見かけると、あの紙コップはどこのカフェだろう?と興味をもってもらえるのです。

そのためにはお店のロゴも重要ですし、お店のテーマカラーも店内装飾と合わせる必要がありますよね。
そのカラー、デザインをオリジナルの紙袋や紙コップなどで使用するのです。

今は自分のお気に入りをSNSなどで発信する人が多いので、テイクアウトしたお客様がオシャレ、かっこいい、アート、と感じてもらえれば、インスタやツイッターなどを通し、広い範囲で話題になることが期待できます。

とくに最近の若い客層は、テレビよりもSNSやYouTubeなどの映像で情報を吸い上げます。
それら若者層がターゲットであるならば、宣伝のためのオリジナル別注商品は欠かせないものだと思います。

また競合店が多い地域では、ターゲットになる客層を見極めた上で、他店との差を付ける目的でオリジナルのカップを使い、集客の足掛かりにするという戦略もあります。
ちょっと上品で目につくデザインのオリジナル別注商品は、中に入っているものを美味しく見せる効果があります。

他にも、様々なイベントや催しで飲食を提供する場合には、オリジナルデザインの包装容器で宣伝・認知度アップを狙うことができます。

すでにオリジナル別注商品を使用しているお店もできることはあります。
すでにオリジナルの包装容器を使用しているお店であっても、期間限定商品や新商品の告知のために、普段と違う紙コップを使用したり、紙コップは変えずにスリープのデザインだけを変更するという手があります。

さらにもう一度、今のデザインは自分のお店のブランディングに合っているのだろうか・・・と再吟味することも必要ですよね。

このように、オリジナルグッズを作る目的や、使用場所をはっきりさせると、具体的な製作に入った時にスムーズに進めることができます。

ですからこの手のことで迷ったらお店のスタッフの意見も聞いてみたり、さまざまなお店をみているわたしたちコトパッケージアドバイザーまで相談するのも手かもしれません。

ブランディングのためのオリジナルグッズの場合

提供している商品やお店のコンセプト、今後の展望などによって異なります。

しかし飲食店においてブランディングはとても重要です。
つまり「自分のお店がどんな価値を顧客に提供できるか」を見定め、その価値を最大化するためにさまざまな施策(ブランディング)をするということです。

なぜブランディングが重要なのでしょうか。

一つ目には差別化ポイントとなるからです。
大量生産や安定した労働力の確保でコストを抑えることができる大手飲食チェーン店に、個人の飲食店が価格競争で挑むことは難しいといえます。
つまり大手飲食チェーン店と皆さんのお店がどう違うのかということをお客様に明確に伝えないと、勝つことのできない価格競争に巻き込まれてしまうからです。

それを差別化といいます。

ですから価格競争に挑むのではなく、「自分の店にしかない魅力を持った店」というブランディングをして、お客様にそれを感じ取ってもらうことは重要です。
同じようなメニューを提供しているとしても、レッドオーシャンに飛び込んだお店とみられるか、それともブルーオーシャンにいるお店とみられるかどうかは、ブランディング次第なのです。

そのための1つの方策として、オリジナル(別注)商品やオリジナルグッズを作る方は多いといえます。

【オリジナルグッズに役立つ参考情報】メラビアンの法則

メラビアンの法則

みなさんはメラビアンの法則というのを聞いたことがあるでしょうか。

右の写真をご覧ください。
言葉を英語にすると頭文字に「V」がついているのが分かると思います。
そのことから分かるように、メラビアンの法則とは「3Vの法則」、「7-38-55のルール」と呼ばれる心理学の法則のことをメラビアンの法則といいます。

このメラビアンの法則をなにに役立てることができるのでしょうか。
人は人とコミュニケーションをするとき、単純に言葉だけでコミュニケーションをしているわけではないということです。
人は、言葉以外にも聴覚情報、視覚情報を駆使して、受け取った情報を認識しているということをこのメラビアンの法則は表しています。

これはコミュニケーションだけの問題ではありません。
このメラビアンの法則はオリジナルグッズとつくるときにも役立ちます。

なぜならば、人はいつもこの「3Vの法則」が一致して情報を処理するわけではありません。
このメラビアンの法則は人が情報を認識する優先順位を表しているとも考えられるのです。

人は「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」を受け取り、3つがどれか1つでも一致しない場合には、視覚情報>聴覚情報>言語情報の順番に優先して認識するということです。
つまりメラビアンの法則をオリジナルグッズに関して用いるのであれば、その人にとって矛盾した情報を与えられた場合、何を優先して人はその情報を処理し判断するのかということを教えています。

ですからオリジナルグッズにおいて、まずは見た目による差別化を行い、そして言語(文字)情報はすっきりと与えるのであれば、お客さまにとってその情報はすっきりと処理され、認識されると考えることができるのです。

失敗しないオリジナル別注商品の6つの進め方

ここまで取り上げたように、コンセプトや目的、対象が決まれば、いよいよ具体的な制作に移ります。

たくさんの選択肢があると、途中で迷ってしまうこともありますが、そんな時ははじめに考えたコンセプト、目的、対象を思い出してぶれないようにしましょう。

それでは失敗しないオリジナル別注商品の6つの進め方を解説していきます。

ステップ1 制作するものを決める

オリジナルグッズとして制作できる商品は色々あります。
初めに考えた目的を達成するために、どんな商品をオリジナル製作したらよいかを決めていきます。

お店で使用する消耗品であれば、紙コップ、プラスチックカップ、スリーブ、袋類などがあります。
さらにグッズとしては、エコバッグ、保冷バッグ、ポーチなども人気があります。

もし、テイクアウトできるお店の販促効果を上げたいという目的があるなら、持ち歩ける紙袋やカップをオリジナルのものにして人目につくようにできるでしょう。
新商品や期間限定の品を宣伝したいなら、今までの紙コップのスリーブのデザインを新たにするという方法もあります。

スリーブなら既存の紙コップにぐるっと巻くだけで、雰囲気をガラリと変えることができます。シーンに合わせた演出ができるオススメアイテムです!

しかしなんでもかんでもオリジナルグッズにしたら、その置き場、コスト(予算)などに問題がでるようになります。

なぜならば、オリジナルグッズは別注ともいいますので、御社のオリジナル商品です。
すべて作りきりになって引き取らなければならないのです。

ですからなにをつくるかを決めるのは重要なことです。

ステップ2 ロゴを作成する

オリジナル 制作

新しくお店をオープンする場合は、オリジナル商品に使用するお店のロゴを考えます。

お店のロゴは、企業やショップのイメージに結びつくものです。
つまり、ブランドイメ―ジに直結するものです。

例えば、リンゴのマークを見たら今はほとんどの人がiPhoneを思い浮かべることでしょう。
そして、スマートでかっこいいというイメージをもつかもしれません。

このようにお客さまはロゴを見た時に、商品やその商品を売っているお店や企業を思い浮かべのです。

ですから単に自分の好みや思い付きではなく、ロゴはお店のコンセプトやイメージ、売りを表現したものにしましょう。

ロゴの色彩も重要です。
先ほどのメラビアンの法則を思い出しましょう。
色はそれを見る人の心理に影響を与え、行動が変わることまであります。
自分の伝えたい印象に合ったカラーを選ぶことで、集客力の向上を狙いましょう!

それは分かっている!そうはいっても、自分にはデザインの才能がない!!という方がほとんどだと思います。
自信のない方はは、デザインに関係した経験のある人に相談に乗ってもらえるといいですね!

当社にはコトパッケージアドバイザーもいますし、デザイナーもいます。
相談にのることも、依頼を受けることも可能です。
ぜひお申し付けください。

ステップ3 依頼する業者を選定する

制作するオリジナル商品と、ロゴやカラーが決まったら、次はいよいよ政策を依頼する業者を探します。
WEBで「オリジナルグッズ」などと調べるとたくさんの業者がヒットするので、絞り込むのに苦労しそうだ・・・と気が重いくなってしまいそうですが、そんなに難しいことはありません!
どこに依頼すればよいのか分からない・・・・
そう思われている方も多いようです。

たくさんある業者の中でもそれぞれ得意とする分野が違います。
プラスチック関係が得意な業者やバッグやポーチなどの雑貨が得意な業者などいろいろです。

まずは何社か相談してみて、分からないところや心配な点を相談していくうちに、業者ごとの特異な分野がわかってくるでしょう。
また、ニーズに合わせて、小ロット(少数生産)可能か、フルカラー印刷対応かなども考慮しながら選定できます。

また多くのお客様がいうのは、相談した営業の方がなんでも相談できそうで、しかもいろいろと教えてくれるので、この会社に決めた!という方は多くいらっしゃいます。
つまり会社の担当営業で依頼先を決めたということです。

もちろん、今はWEBですべて完結する時代です。
自分ですべてできる人はWEBで注文するのがよいと思います。

しかしお店の今後のことを考え、自分のブレーンを作っておくというのはお店、会社を経営する上で不可欠なことです。
自分の知識、経験、アイデアには限りがあるからです。

ぜひ参考にしてください。

見積書

ステップ4 見積もり収集

業者をいくつか選定したら、各社の見積もりを取ります。

使う紙の種類や印刷に使用する色の数、加工、グラデーションの有無によって金額が変わったりもしますので、希望をしっかり伝えていろいろなパターンの見積もりを出してもらいましょう。

ここで大切なのは、価格だけで選ばないことです。
これはおかしなことに思えるかもしれません。
ある意味重要なことです。

一回きりの制作なら価格で選ぶこともありですが、もし繰り返し注文する可能性があるなら慎重に選ぶことをお勧めします。
なぜなら、二回目、三回目と発注した時に、「もうその商品は作れません」ということになったり、「同じ色が出せません」ということになる場合があるからです。
また価格は安いけど、再注文したときに対応がすっごく悪かった・・・なんてこともありふれた出来事です。

また、他社より若干見積もりが高くても、その他お店で使う既製品を安く卸してくれることによって、全体でコストを下げることができることもあります。
例えば、すでに店舗で使用しているカトラリーや容器、袋などの単価が下がるかもしれません。

信頼できる業者は、こうした相談にものってくれるはずです。
満足のいく制作をしてくれる会社をあきらめずに探してください!

その選択肢のなかに当社があれば嬉しいです。

ステップ6 いよいよ発注!

業者が決まればいよいよ発注します。

何を、何個くらい、どんなデザインにするか、単価はいくらか、いつ納品されるかなど、今後のスケジュールをしっかり確認して最終決定となります。

事前に納期も確認しておくのは重要です。
とくに海外製のものは安いですが、納品まで時間がかかります。
お店が必要なときに間に合うでしょうか。
しっかりと確認をいたしましょう。

見積もりを確認して少しでも心配な点があったら、遠慮せずに質問しましょう。
いつでもコミュニケーションは重要です!

そんなときにそこまで心配して、考えてくれる会社をみつけられればいいですよね。
この業界それらすべては営業マン次第なところもあります。

みなさんがよい営業マンに出会えますように・・・

失敗しない!オリジナル制作の進め方

オリジナルデザインの商品を作りたいけど、どこから始めたらいいのか分からない!
いつかオリジナルのコップや袋を作りたいな、そんな風に考えている方のために、オリジナルデザインの商品の製作する具体的な過程をご紹介しました。

店舗の宣伝やブランドのイメージアップまで図れるオリジナルデザイン。コストを抑えながら有効に活用したいものですね。

デリシャスフードパッケージでは、紙袋、紙コップなどの消耗品のほか、エコバッグ、保冷バッグなどの雑貨まで、お客様のご要望や予算に合わせて、様々なご提案をすることができます。

新たにオリジナルロゴの制作を検討されている方には、デザインのご提案をすることが可能です。
オリジナルの制作を考えておられる方は、是非当社のコトパッケージアドバイザーまでご連絡ください!

この記事をシェアする

Facebookでシェア! Twitterでシェア! HATENAブックマーク メールで送る